名物・金庫番が解き明かす 3つの近未来

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名物・金庫番が解き明かす 3つの近未来

  • 著者名:領内修【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • かんき出版(2018/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784761270933

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内容説明

いまから一〇年ほど前、私は金融マンからメーカーの金庫番=
CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー=最高財務責任者)に転じた。
年に二回ほどIR(投資家向けの広報活動)の仕事でアメリカやイギリスなどを訪れ、
各国の投資家や金融マン、実業家と情報交換をする機会に恵まれた。
そういう情報交換を通じて、私はリーマンショックの前後から、
社会や文化の根底からの「変化の兆し」を感じはじめた。
そこで、私は、自分の得意分野でもある
「金融」「デジタル社会」「組織」の三つの「近未来」について考え、
調べを続けた。
ここ五~六年に行った講義や講演でも、ご要望に応えてそれらを題材にしている。

私が考えている「近未来」とは、
「新東京オリンピックの二〇二〇年から昭和百年の二〇二五年」を
念頭に置いている。
つまり、これから五~一〇年後の近未来を想定している。
最近、テレビなどがよくとりあげる、「ネクストワールド」という
三〇年後の社会を想像した時代設定とは大きく異なる。

本書での近未来は、われわれ中高年者が生きて経験できる時間範囲内のことで、
それは想像の社会ではなく、ある程度、予測がつく社会である。
想定される変化の姿には、次の三つが考えられる。

1.眼前で起こっている変化の延長線上に位置するにすぎないもの。
2.徐々に大きく膨らんで、大変化をともない、社会を変えるパワーをもつもの。
3.昨今の自然災害と同様、天地動乱となる大変事を一気に呼び起こすもの。

昨年十二月の執筆開始から半年、この間、
質的な変化や多様化を引き起こす新情報に驚きをもって対処・対応してきた。
その結果、確信したことは、
大きな変化や変革の波が確実にきているということである。

この機会に、近未来への判断材料を選択し、熟慮し、見つめ直すことで、
多少なりとも読者の共感を得ることができれば望外の幸せである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

2
ダイジェスト版からの要約 文鎮型、あるいはフラット型を、ドラッカーは「オーケストラ型組織」と名づける。その組織にはカリスマ性をもつトップの存在が欠かせないのだが、そのトップの後継者は組織を継続できない可能性が高い。近未来型のハチの巣型の組織は、命令系統が上下中心でなく横依存型で、ゆるやかな提携関係で結ばれている。それぞれの階層は専門家やプロと呼ばれる人たちが形成するため、業種や分野の壁を越えて情報が飛び交い、結びつく。ネット社会が背景にある為、情報は瞬時に、上下だけでなく、社内組織を超えて横にも飛び交う。2018/04/19

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