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内容説明
私が生まれる前にも世界は本当に存在していたのか? ものごとには原因と結果があるという確信は、実は思い込みにすぎないのではないか? この世界の当たり前のありようを疑い、立ち止まって問うてみること。それこそが哲学の入口であり核心である。ロック、バークリ、ヒューム、ラッセル、ウィトゲンシュタイン……「経験」や「言語」を足場に考え抜いた哲学者たちの議論を糸口に、素朴にして深遠な哲学の根本問題へといざなう。事実(である)と規範(べき)が織りなす世界の謎を読者とともに思考する、笑いあり涙あり(?)の入門講義。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
35
かなり読み易い哲学入門ですが、簡単に理解できたとは言えない部分が含まれています。1章では、科学実在論と観念論を往還して、残余から生まれる「何か」をつかもうとしています。2章では、言語化するということは、ある見方で把握することと同じことを議論しています。論理があって因果関係があるのか、論理的な言語で表すことのために人間が因果関係をつくるのか、どちらのなでしょうか。ここで紹介されているデヴィッド・ルイスの「反事実的条件法」は、功利主義を考察するヒントになります。3章では前2章を受けて、価値的にネガティブなこと2019/10/28
月をみるもの
10
「因果の反事実的条件分析」を、一言で言うとシミュレーション? 2022/04/26
ノンミン
4
哲学概論として参考になった。主に西洋哲学の流れを認識することができた。2019/06/16
oooともろー
3
英米哲学を題材とした「哲学入門」。因果論が中心。文体は平易だが、読み応えがある。特に「である」と「べき」の関係については興味深く読めた。2019/06/22
Schuhschnabel
2
観念論と因果論を題材にして、日々当たり前だと思っていることを理詰めで説明しようとするとおかしなことになったり、突飛だと感じられる理屈が意外と難攻不落だったりする、哲学のあべこべさを前面に押し出した本。一寸先は闇という筆者(のアバター)の世界観は共有できないが、議論自体は納得しながら読み進めることができた。なお、因果論については『1冊でわかる因果性』も併せて読むと理解が深まる。2019/04/01
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