内容説明
疑惑の判定負けを乗り越え、見事、世界ミドル級王者に輝いた村田諒太。常に“定説”を疑い、自ら考えて導き出した理論に基づいて、人よりも1%多く努力を重ねる。その勝利哲学が、彼を日本人初の“金メダリスト世界王者”へと導いた。不登校だった中学時代、恩師との号泣秘話、さらに知られざるタイトルマッチの舞台裏まで収録した、文庫完全版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
32
プロ転向を聞いた時「何で?」と思った。汚い世界に弄ばれて人生を狂わされでもしたら、と。余計なお世話でした。あれはただ己に正直な選択だったのだ。世界王者になれたからという結果論ではなく、自分で悩み抜いて出した答えなら周囲が何を云おうとそれが一番正しいと再確認。素直で真っ直ぐだから不純な動機もブレも隠さない。ボクシングから何度も逃げた事実さえも。でも誤魔化さずに己の傲慢さ、だらしなさを認めるのはとても勇気の要る行為。それをできれば時は掛かっても確実に前に進める。未来をイメージした上で今できる努力を101%だ。2018/09/18
荒野の狼
7
本書は2012年に発行された単行本に加筆修正し、新たに最終章を加えて2018年に出版されたもの。2022年のゴロフキン戦を経た、精神的に成熟した闘う哲学者のような現在の村田諒太は、単にボクサーという存在を超えたところに人生の目標をおいた高い精神性である。本書では、そこまでには、まだ至らないが向上心の高い青年であった村田の半生が語られている。2022/07/07
crr(月雄
6
☆5 B 村田諒太の半生と世界王者になるまでの軌跡が書かれた本。村田の文章を読むと、理論的な思考をするボクサーであることがよくわかる。また人となりに嫌味がないから好感も持てる。挫折を繰り返しながらも、ボクシングや自らの人生と真剣に向き合う姿勢、そして恩師への想いに感動した。2019/04/28
おぎゃ
5
同い年で地元も同じ大スター。サービス精神旺盛だし内省的でクレバーな人だと思った。出会っていたら友達になっていたかな?いや中学で金髪にしてたみたいだし無理かも。2019/07/12
Mamoru Takayama
2
101%のプライド読破。 ロンドン五輪金メダリストとして注目を浴び、現WBA世界ミドル級王者の村田諒太選手の自伝となる一冊。 栄光を手にするまで、たくさんの失敗や挫折の経験や、それを経て得た人生観や価値観を村田選手らしいギャグを織り込んでまとめてあり、楽しく読める一冊でした。 「自分に変えることが出来ることを変えていき、できないものは受け入れよう。」 他人からどう思われるかが怖い時、 それは自分が変えることができるか? それはコントロールできない。だったら自分が出来ることをやろう。。 #読書記録#村田諒太2018/10/15
-
- 電子書籍
- 放課後は君の彼女 3 りぼんマスコット…
-
- 電子書籍
- チートスキル『死者蘇生』が覚醒して、い…