内容説明
予備校に勤める28歳の本山みのり。たまの休みの楽しみは、気のおけない友達と美味しいお酒を呑むこと。恋は3年していない。そんな時、後輩に誘われ通い始めた生け花教室で、助手を務める8歳下の滝川透と出会う。少しずつ距離を縮めていく二人だったが、進学のため透が地元を離れることになり……。恋に仕事に臆病な大人たちの、切ない恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
64
“しりとり読書”81冊目の候補としてピックアップした中の1冊。せっかくなので読み始め気が付けばあれよあれよと読了。たぶん初遭遇の作家。ブログ(ジュゲム)内を検索。2019年6月、JR旭川駅に隣接の「イオンモール旭川駅前」3階、「未来屋書店旭川駅前店」での購入。案外、タイトルから川上弘美の『センセイの鞄』あたりを勝手に連想しながら買ったのかもしれない。途中、ところで物語の舞台はどこだったろうかとつぶさに読み返してみたら、そうか名古屋。「恋に臆病な大人たちの切ない恋愛小説」。うむ、ハッピーエンドも悪くない。2022/10/30
紫綺
50
「失う前から失うことを怖れる。得てもいないのに、失うことを畏れる」28歳の本山みのりは、8歳年下の生け花教室助手の滝川透センセイに対する恋心をネガティブに捉えてしまう。そんな女性が何で初っぱなのデートで寝ちゃうかな?その後の行動も含めて、理解出来ん!2020/06/13
よっち
50
予備校に勤める28歳の本山みのり。後輩に誘われ生け花教室に通い始め、助手を務める8歳下の透と出会う彼女が、元カレの結婚式の帰りにバーでバイトをする透に再会する恋愛小説。変化のない日々をこれでいいのかという思いと、変化を恐れる気持ちで揺れるみのりが出会った年下の透。惹かれるけれど臆病になってしまうみのりと、進学で地元を離れるのに真っ直ぐに思いをぶつけてくる透のやりとりがドキドキして、もやもやしたりどうしようもなく恋しくなったり、二人を繋いだ生け花を効果的に使いながら綴ってゆく、可愛くて甘い素敵な物語でした。2018/05/04
Junichi Yamaguchi
49
『不在を感じるのは、残る者だけ』… 古いトレンディードラマを見ているかのよう。 せんせい、センセイ、先生… 図形の○、△、□を想像してしまい、言葉では表現しずらい文章の奥深さを改めて感じた。。2018/06/07
hnzwd
42
久しぶりの恋愛小説だったので、耐性無くなってました。生け花教室の助手を務める年下のセンセイと、主人公である女性の恋愛。まぁ、、恋愛が始まりかけるまでの小説です。中村さん独特の言葉選びと、心の機微は相変わらずで、久しぶりに読んでも安心して読めました。リハビリ代わりの一冊になるか。。2018/05/02




