脳性まひのヴァイオリニストを育てて~母子で奏でた希望の音色~

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脳性まひのヴァイオリニストを育てて~母子で奏でた希望の音色~

  • 著者名:式町啓子【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 主婦と生活社(2018/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784391151756

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内容説明

3歳で脳性まひと診断されながら懸命なリハビリの末にプロのヴァイオリニストとなった式町水晶(みずき)さん。
そのかげには、障がいを持つひとり息子を女手ひとつで育てあげた母親・啓子さんの想像を絶する苦労と深い愛情があった。
乳飲み子を抱えて夫と別れ、リハビリのためにと選んだヴァイオリン。
そこで直面したのは障がい児への偏見を持つ指導者たち、金銭面の大きな壁、学校での壮絶ないじめ……。
4歳からの血のにじむ訓練の末、メジャーデビューをつかんだ水晶さん。
しかし、その直前、啓子さんにがんの宣告が下る。
「この子がひとりになっても生きていけるように」母子で挑んだ障がいとのひたむきな闘いの記録。

【内容】

■第1章■ 障がいを持って生まれても
・32週、1836gで生まれた命
・生後2か月での離婚
・3歳、脳性まひの診断がおりる
・4歳、ヴァイオリンとの運命の出会い
・5歳、芸能界に入る
・「葉加瀬さんになりたい!」

■第2章■ 折れそうな心を支えて
・町田市での貧乏暮らしが始まる
・じいちゃんが家を売る
・8歳、きみ子先生との出会い
・9歳、アミューズ王子様オーディション
・3年生、失明の危機。盲学校へ
・10歳、父との電話
・11歳、中西先生との運命の出会い
・八王子医療刑務所の慰問で表彰される
・6年生、耐えがたい“いじめ”

■第3章■ ヴァイオリンがくれた希望
・思春期、すさんでいく心
・東日本大震災、「僕に何ができるのか」
・宗幸先生から託された津波ヴァイオリン
・ボクシングとの出会い

■第4章■ 私たちのこれから
・ついにデビューへ。動き出した運命
・脳性まひのわが子を育てて。母の思い
・世界で活躍するヴァイオリニストに

★母へつづる思い 式町水晶

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイケル

7
東日本大震災後の津波ヴァイオリンでの活躍。敷居高いイメージの習い事、ヴァイオリン。いじめ問題に病気のデパート。以前読んだ本「今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで(辻井いつ子)」の時も感じたが、本人の意思、親や周りの協力、それに指導者との縁があれば障害があっても音楽家になれる。もちろん本人、親の並大抵でない努力と苦労。障害あっても前向きに生きる。障害も1つの個性。母親の方も育児を通して成長。健常者でも年取れば車椅子が必要。ヴァイオリン弾きたくなった。(また挑戦!?)2021/02/10

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