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内容説明
本書で言うところの「逃げ出す」は決してネガティブな意味ではありません。一旦引いて戦局を見直し、できるだけ傷を負わずに難局を乗り切る。そんな「戦略的撤退」という意味の「逃げ出す」極意です。
はじめに
第1章 現代社会は逃げ出しにくい
第2章 真正面から立ち向かわない
第3章 逃げ道と逃げ場所を作る
第4章 面倒な人間関係から逃げ出してみよう
第5章 幸せのかたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tsuyoshi
62
より良い人生を切り開くための「戦略的撤退」としての逃げを推奨し、様々なシチュエーション上での逃げ方など指南してある本。特に「相手は変えられない」上でいかに上手く立ち振る舞うかに関しての説明には分かっていてもなかなか実行できてない自分には突き刺さる内容だった。2018/07/29
katsubek
15
本日は読書三昧。久しぶりの読み耽りっぷりだ。本書は深刻な内容なのだろう。でも、意外なほどに軽く読み流せる。読み流すなんて、著者に失礼かなと思いつつ、書きぶりというか、口調の柔らかさに、すいすいとページが進むのである。そういう意味では、著者の技術に感服である。内容はストンと心に染み入ってくる。そう、やはり書き方が上手いのであろう。悩める人に。悩まなくてよいように。そんな本だ。2018/09/24
bonbon99
7
嫌われる勇気に似た内容でしたが、精神科医の立場から書かれています。一時的に逃げることの重要性を臨床経験のななかから説明しています。日々の人間関係に疲れていて、もう嫌だ、仕事・学校辞めたいと思っている人は読んでみる価値はあるかもしれません。ただ、著者が言っているように逃げるのは一時的なことでまた、現実にあたっていかなくてはならないことも書いてありました。共通しているのは、人を変えることはできないが、自分自身の心のありようを変えていくことはできるというのは納得。2018/05/07
ゆうろ
2
完璧主義はやめましょう、やめるためにはみたいな・・・ことが書いてある本。逃げ出す必要生の本質まで考える助けにはならなかった。2018/10/13
しょうた
1
多少のストレスは自分を成長させる糧になりうる。心が弱っている人には「がんばりすぎないで」と言葉をかけてあげる。常に苦しい人はちょっとしたことでも自分が気持ちの惹かれることを実行する(そのときに世間一般のことは気にしなくてよい)。物事に挑戦するときは3日坊主でもよい(もし辞めてしまったらとかの完璧にやらなければ、続けなければは考えなくてよい)。所属集団を増やすと病みにくい。怒りは困ったに転化する。集団に自分の意思を伝えても、彼らの価値観に自分を取り込もうとしてくる集団からは離脱した方が良い。2019/01/19