内容説明
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雑貨スタイリストの先駆け、岡尾美代子の雑貨と旅と日々の暮らし。旅先で日々の暮らしの中で出会う「小さな物」への愛情。岡尾美代子の目で、暮らしを取り巻くさまざまな雑貨を眺めれば、日々が愛おしく輝きはじめます。岡尾美代子が撮った雑貨とエッセイにファンも多い、雑誌フィガロジャポンの人気連載をまとめた1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロコ
20
【図書館】フィガロジャパンでの雑貨の連載が本になったものだそう。道理でワールドワイドな描写が多かった。文章は実に緩めで『自由』なイメージ。雑貨にも色々有るのだということや、緩く生きていくことに背中を押してもらえた印象。決して緩く生きなさい等ということは書かれていないのだけれど。読んでいてなんかリラックスしたのだわ。不思議だわぁ。2019/03/11
ほほほ
15
雑誌FIGAROに連載されていた(されている?)、スタイリストの岡尾美代子さんの雑貨にまつわるフォトエッセイ集。以前刊行された岡尾さんの「Land Land Land」「Roomtalk」が大好きだったので久しぶりのこういうエッセイ、嬉しくてすぐに読みました!懐かしくてぼやぼやとしていてゆるい空気なんだけど、強いこだわりと磨かれたセンスを感じる。ページを開くと一気に岡尾ワールドへ突入しちゃう。旅ごころもくすぐられますね。癒しの読書でした。2018/05/13
はななん
1
待ちに待った岡尾さんの新刊!すごくステキな仕立て。入っていないエピソードがあるようなので、パート2を希望します!2018/04/07
akiᵕ̈
1
スタイリストさんらしいセンスの心地良さを感じます。私が京都と並んで好きな鎌倉に、2年前から暮らしてるのだそう。鎌倉にも素敵な雑貨がわんさかあるから、収集癖持ちにはたまらなくそそられるのだ!タイトルから雑貨の本かと思われるけど、著者の何気ない日常からの、ひとコマひとコマが写真と共に。乗る列車のスピードで車窓からの景色が変わるんだな〜という気づき、珈琲の豆を挽いて丁寧に入れることが、集中する訓練になるとか、疲れている時にはなぜか缶コーヒーが飲みたくなる(要するに甘ったるいもの)なんてくだりに共感したな♩2018/04/01
ひるお
0
雑貨や猫など、お気に入りのものに囲まれて過ごす日々を写真とともに綴ったエッセイ集。雑誌連載のものをまとめた本とのことで、エッセイと言うより、友人からの近況報告の趣。登場する雑貨はもちろん、淡い色合いの写真が魅力的で、著者のまなざしを感じられる。本書の特徴は、東日本大震災への言及があること。連載中に起こった震災に、著者は悩み、戸惑い、苦しむ。あのころ皆そうだったはずだ。そして、コロナ禍という災害に直面して、再び苦悩していたはずだ。それなのに、もう多くのことを忘却している。そんなことを思わされる。2022/12/17