タテマエ抜きの教育論 ~教育を、現場から本気で変えよう!~

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

タテマエ抜きの教育論 ~教育を、現場から本気で変えよう!~

  • ISBN:9784098401932

ファイル: /

内容説明

「全国学力調査」は、もう要らない!?

「全国学力調査はもう要らない!」「学級担任が一人で学級を見る時代は終わった!」等々、学校現場を退いた後も全国の現場教師から絶大な支持を誇る著者二人だから言える本音の問題提起と、改革への提案に満ちた一冊です。 「ホントは言いたいけど言えない」読者の本音を代弁し、全ての教育関係者が溜飲を下げつつも、真剣に考えざるを得ない内容です。
「戦い続ける実践者」お二方による、対話の一例をご紹介しましょう。
菊池「今こそ、『一人も見捨てない』でやっていくという教師の覚悟が改めて問われているのではないかと思うのですが、いかがでしょう?」
木村「一人の子を見捨てたら、周りの子もみんな幸せになれませんからね。それこそが『一人も見捨ててはいけない』理由です。子ども同士の関係性を分断して、子どもの学びを保障できるはずがありません」
 いかがですか? 教育の本質についての深い思考が起動する、こんな珠玉の言葉が、たくさん詰まっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

20
とても有名らしい二人の先生の対談、なのだがこれまで二人とも著書は未読だった。教育の本質と今の日本の教育の問題点が顕になる。要点はいくつもあったが、根本的な要因の一つは全国学力テストで、どの教育者もテストの点数が全てでも最重要でもないと分かっていつつも、わかりやすい数値の結果は簡単に手段から目的へとすり替わりそれに縛られる。そして平均点をあげるために問題児を特別支援学級に隔離することも行われてしまう。しかし、これらの問題を現場から変えるのは本当にしんどいはず。社会からも変えなければいけない。2020/04/10

ムーミン

20
爽快。「気になる子」への要らない介入。ついついうなずいてしまう個所にたくさん出会えました。2019/09/30

ニョンブーチョッパー

10
★★★☆☆ 子どもたちが通う学校の先生と、はるか昔の自分の子供時代の先生を思い浮かべながら読んだけれど、批判されているような先生はほとんど思い浮かばない。たまたまいい先生に当たったのか、あるいは、その逆か。ちゃんと「分からない」と言える子どもに育てるべきという意見に、今この歳になると納得できる。子どものころは「分からない」と言うことは悪いことだと感じていて、自分は言えなかったなあ。↓2018/10/04

BECCHI

6
本気で日本の教育を変えようとしている方々の熱いトークが心地よい本でした。自分も子どもたちをみよう!1人も見捨てない気概をもとう!と思えました。職員室でも、自分は中堅として仲間を守ろうという姿勢を見せていこうとも思えました。教育が変わりつつある中で、まだまだ旧態依然のシステムが残っています。それでも、自分ができることはあるし、伝えて行くことで、1人でも良いなと思ってもらえたらしめたものかなと思っています。でも、子どもを思う気持ちは何よりも子どもたち本人に伝わるし、それは保護者にも伝わると信じています。2018/04/15

ひじり☆

5
見えない学力 ①人を大切にする力 ②自分の考えを持つ力 ③自分を表現する力 ④チャレンジする力 をつける事が大切。子供同士の関係性を高めるという視点も共感。子供中心の高い理想は素晴らしい。ただ、実践経験のない若い教師がなんの型も無く支援せず、子どもを見て判断していくのは至難の業。多少表面的でも、真似出来る具体的な技術を真似して行きながら、自分自身でその経験から本質的な意味を見つけて行けば良いのかと思う。2021/12/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12690126
  • ご注意事項