2月のおはなし 鬼まつりの夜

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2月のおはなし 鬼まつりの夜

  • ISBN:9784062186995

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内容説明

節分の夜、「鬼ごっこするもん、この指とまれ。鬼ごっこするもん、よっといで」。どこかでだれかが歌っています。ケイタはゆめの中で、その歌を聞いて目が覚めました。呼びかけに引きよせられて、指にとまったケイタは、「鬼ごっこ」をするはめに。ちょっとふしぎで、すごくたのしい、とっておきの節分のおはなし!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

31
創作童話ですが「春は内、冬は外」というかけ声に、妙に納得してしまいました。 節分の豆まきは、春の訪れへの祈りも込められているのでしょうか。 年に一度、鬼が「主役」になれる日です。 鬼からすれば晴れの舞台かも知れまぜん。 鬼ごっこも鬼がいないと始まらない遊びですが、物語の発想が良かったと思います。2022/02/24

22
息子が借りてきた、季節外れの本。息子が選んだにしては渋めだなぁと思っていたら、内容はまあまあ子供が喜びそうなお話。真夜中に窓の外から聞こえる「鬼ごっこするもん、この指とまれ」の声。これ児童書じゃなかったらホラーかと思うよ(笑)節分の豆まきの意味を教えてくれる、良書。2015/05/18

anne@灯れ松明の火

18
遠い方の新刊棚で。大好きな富安さんの新作童話。節分の豆まき、こんな解釈も素敵だなあ♪ 鬼たちが歌う歌、いいなあ。”春、こい、やーい。はよ、こい、やーい。豆、まけ。種、まけ。春の種。やがて芽が出る、花がさく。鬼のまつりは、春まつり”。2014/02/19

しーまま

17
「おはなし12か月」の2月のおはなし。「鬼ごっこ」ってそういうことか〜。「冬は外、春は内」がいいですね。2016/02/10

遠い日

11
節分のお話。鬼の存在、豆まきの意味が鮮やかに提示される。鬼祭りは節分の夜の秘密めいた祭り。連れて行かれたケイタが経験する、春を呼ぶ祭り。鬼は鬼の役割をこうして果たしているのだと思うと、人間と鬼の切っても切れない関係に不思議を覚える。「節分」ということばの本来の意味を初めて知って、目から鱗の思い。2014/03/23

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