集英社文庫<br> 坂の下の湖

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集英社文庫
坂の下の湖

  • 著者名:石田衣良【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 集英社(2018/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087451528

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内容説明

ゆるやかな下降路線に入って久しい、平成の日本。格差も広がり、ついついうつむきがちになるけれど、そんなに悲観しなくても大丈夫。下り坂をマイペースに歩いてゆけば、いつかきっと、自分だけのオアシスが見つかるはず――。世の中を広く見つめ、仕事や恋愛、結婚、趣味などさまざまなトピックから、成熟の時代の生き方を真摯に軽やかに提案する。「R25」連載の好評エッセイ第3弾。

目次

だから、どうした!
龍馬はいらない
キーワードは「切断」
平成リョウマ
ひとり勝ちの世界
選ぶは、たのしい
クイズ番組恐怖症
一二月のあなたへ
今二五歳でいること
セルフヘルプ?
運のいい人、悪い人
不運なフレッシュマンへのアドバイス
キャバ嬢の時代
ミッションは、四八時間!
お金貯めてる?
安いは怖い!
ニッポンのあたりまえ
政治、希望をつくりだす仕事
不安から希望へのチェンジ
ニッポン政治漂流記
首相バッシング
「R75」医療制度
真の大国までの開会式
オリンピックと格差
嵐の経済天気予報
市場は悪か?
雑誌のチカラ
週に一冊、ワンコイン
ヴィヴァ、自転車!
火を見る午後
日曜日のラーメン
一〇〇年まえの電子素子
真空管ルネッサンス
ブルージーンズメモリー
草食男子進化論
マイナス9イヤーズ
コンカツ狂詩曲
恋をしなくなったのは……
コンカツ時代
結婚のメリット
出会い問題を考える
名前はむずかしい
きみが生まれたころには
検定好きな日本人
つかって、たのしむ
あこがれが消える日
国際テストの見栄っ張り
地震をよろこぶ人たち
日本一元気な村
坂の下の湖
あとがき
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
下り坂に入ったような平成の時代。それでもマイペースに歩んでいけば自分の居場所が見つけられると優しく諭してくれるようなエッセイでした。成熟した年代の生き方を軽やかに提案する言葉に癒されます。2025/08/17

美登利

43
「R25」に連載されたエッセイ第3弾。わかりやすい言葉で若者たちへ送るエールで溢れています。リーマンショック後だったりするので少し遡りますが、いまも対して状況は変わってないのだな。それが悲しいことですが、若い人たちには是非とも読んで欲しい一冊です。「不景気だって生きていれば、毎日ちょっとはたのしいことがある」その通りだと思います。人生嘆いていたり、投げ出したりせずに少しずつでもいいから前に進もう!2014/02/11

いずむ

17
“結果の美しさ”ばかりを意識して、真に大切なモノが見逃されがちだと思う。カンペキやリソウなんて、いったいどこにあるだろう。恋も時間もお金も、一冊の本であっても。無い無いと嘆いて俯いていたら、目の前にあるモノでさえ、ちゃんと見えやしないのだ。オンリーワンとか個性とか言いながら、ホントにちゃんと「良いトコ探し」をしているだろうか。今手の中にないモノを、どうすれば掴み取れるのか、ホントにちゃんと考えてみたことってあるだろうか。考えて試して失敗して傷付いて。そうやって漸く、人は少しずつ強く賢くなれるんだ、と思う。2014/01/25

ゆい

16
石田衣良さんってこういうひとだったんだ。毎日をしなやかに生きる力を持っている人なんだなあ。意地張らずに自分をみつめて、そして愛して、柔軟にならないとやっていけないこともあるよね!力をもらいました。2014/07/21

TOMO

10
作者の考え方に、ウンウンっと共感したり、そりゃどうかな~?と思ったりしながら、知らず知らずに色々と考えてしまう本でした。2014/10/20

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