「ひとり情シス」虎の巻

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「ひとり情シス」虎の巻

  • 著者名:成瀬雅光【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2018/03発売)
  • 読書を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン (~6/1)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822257040

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内容説明

10人いたIT部門がリストラで消滅。たった一人残ったITエンジニアが「ひとり情シス」としてシステム開発・運用体制の立て直しに挑んだ――。日本を代表する大手製造業の事業子会社で「ひとり情シス」として奮闘する著者が、自身の体験でつかんだ「できるエンジニア」のノウハウを余すところなく公開します。

著者はいわゆる「スーパーエンジニア」ではありませんし、長時間労働でしのいだわけでもありません。エンジニアとして落ちこぼれだったという著者は、何でもできる「多能工エンジニア」に成長することで、仕事の生産性を10倍以上に高めたのです。200台以上のサーバーの管理など10人で担っていたIT部門の業務を1人で担うだけでなく、ITベンダーに任せていたデータベースの管理運営を取り戻し、業務アプリの開発も自ら手掛けるようになりました。しかも定時帰宅も長期休暇もOK!

なぜ、そのようなことが可能になったのでしょうか。「IT部門の消滅 → ひとり情シス」という修羅場の中でつかんだノウハウは“超”実践的です。ポイントは自由に操れる仮想環境とプログラミングのスキル、そしてスキルを武器にしたキーパーソンとの交渉術。ひとり情シスの担当者だけでなく、大手企業のIT部門やITベンダーのエンジニアにも即座に活用できる実践的ノウハウの詰まった一冊です。

実践すれば、あなたも何でもできるエンジニアとなり、理想の仕事を手に入れられます。

目次

第1章 「ひとり情シス」の先にエンジニアの理想の居場所
「一人でがんばる」ではなく「一人で楽に」

第2章 IT部門が消滅、200台のサーバーが残された
サーバー障害に備えるテクニック

第3章 IT部門再建は絶望、IT環境の建て直しを目指す
社内のIT環境とキーパーソンの掌握法

第4章 組織でできない事が一人ならできる
無償の仮想化ソフトでサーバー集約

第5章 「サーバーは要らない」、業務システム内製に挑戦
基幹システムのデータ活用の極意

第6章 業務システム内製のカギは「自分パッケージ」
業務システム開発時のSQL活用術

第7章 ITベンダーの支援を失う危機の乗り切れ
システム寿命を長くする手立て

第8章 突然の病魔、最大のリスクが顕在化
長期休業、ひとり情シスのリスク問題に答え

第9章 落ちこぼれからスタート、プログラマーへの道
プログラミングスキル習得の勘所

第10章 転職後、IT部門が消滅するまで
規模を拡大したIT部門が衰退した理由

第11章 日本のエンジニアの生きる道は「多能工」
理想像としての多能工エンジニア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

46
投資も成果も評価も得られないIT部門にはもう用はなく、渡りに船といったふうに去っていく。 他の部門に居候しながら、最低限の対処をするだけで精一杯な日々が続くことになるが、ひとり情シスを実現する上で非常に役立つ経験となる。居候しながらその部門の業務のお手伝いをすることで、現場の状況を肌で感じることができ、ITで効率化しないといけないところがまだまだあることを知る。業務、経理、総務、受発注など、それぞれの部門ごとにそれぞれの都合があることを勉強させてもらうことが、情シス経験者にとって価値ある経験になる。2020/07/03

R

34
タイトルに惹かれて読んでしまったが、いち社会人が組織の中を腕一本で生きていくという実録本のようだった。自身のスキルと情報を集めることの重要さ、現場との折衝等々、ひとり情シス必須のスキルとして紹介されていることは、すべて社会人として会社内でしておくべきことのチェックシートだなと感じた。一人でシステムを運営するという話ではなく、情シスはどういう仕事をしていくべき立ち位置なのかを再認識させられる内容だが、これができる人は他の仕事もできてしまうよなと思ったりするのである。2023/05/08

vinlandmbit

22
実体験ベースでのひとりでいかにシステムを構築、維持保守、更改するかについて垣間見る事ができます。何より、著者のエンジニア半生を振り返る面もあるのですが、その経験を通しての提言やアドバイスが学び多く参考となります。2021/06/05

Yuichiro Komiya

13
IT部門がリストラされた後、一人でサーバー構築、システム構築を行ったエンジニアの方の経験談。現在のように技術の進歩が早く、システムが属人化しやすい今の時代に、ひとり情シスの考え方がすごく参考になった。 リソースがギリギリのため、仕事も本当に必要なものだけに限られる。すると今までの無駄が見えてくる。何を行えばもっとも効率的に仕事が回るかが明確になり、一人なのでフットワークも軽くなる。アジャイル開発の理想だと思う。2019/09/14

牧神の午後

9
SI=Solo Integratorですね。企業性か津長くなっていると、どうしてもシステムの全行程を一人で回すという発想よりも、この工程、この技術あるいはPMといった単能工、まぁスペシャリストだったりするのだけれども、への指向がつよくなるなあ、と自分を振返る。でも現場(ユーザー企業)、とくに中小企業のIT部門 ではそうも言ってられない、というのも十分理解。じゃぁどう仕事を回すのか?という著者の選択はラディカルだけど、なかなか参考になる。2019/06/30

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