内容説明
ひたすら純文学にこだわった20代。ハードボイルドを書き続けた30代。日本の時代小説から『三国志』『水滸伝』に転進した40代。そして、50歳。人生の折り返し地点。しかし、その年齢になってこそ手に入れられるタフネスというものがある。新しい風よ、吹け。変革はこれより始まる。作家・北方謙三の現在、過去、そして、未来への宣言の書。
目次
風が変わるとき
五〇歳
肚を括る
男の居場所
充実した人生の過ごし方
砂漠の風
男の海原
癒し
親父の波止場
風の立つ港で
風は自分で起こす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浦
11
北方謙三さん50歳のときのエッセイ。現在よりユーモアや語りかけの技術に頼らない、素直な気持ちが出ている。一人の男がここまで内面を晒すことはそうそうない。だから、参考になる。本の形で買ってよかった。読み返しにむいている。2018/04/09
はかり
8
北方の随想は初読かも。浅田次郎と同じく、作家として認められるまでの苦労は大変なもの。ブルキナファソの訪問録が出てくるが、同国出身者とニューヨークで一緒に行動した経験があるので懐かしかった。水滸伝を読んでみるか。2015/12/17
慈姑ハス
3
北方謙三の本じたいほとんど読んだことがなかったのですが、純文学を志し10年も修行してたけど中上健次の才能で諦めたとか知らなかったことが多く、意外と楽しめました。説教臭さを感じる部分がなきにしもあらずとはいえ、大変な努力家だからこそこれだけ言えるのだろう。北方三国志も北方水滸伝もいずれ読んでみたいと思いつつ手を出していないがそろそろ読んでみようかなぁ。2011/11/19
maito/まいと
2
執筆時期としては古いが、北方氏の原点、そして物事への取り組み方を知ることのできる貴重な1冊。自慢話しや上から目線の描写が鼻につく方もいるかもしれないが、よくよく読めば、文章を作り上げる北方氏の飽くなき努力と、自分自身への執念というストイックさがあってこその自信の表れ。自分は何をしているのか、自分はここまで自分の奥深くを探ろうとしているのか、(自省を込めて)何度も読み自分を奮い立たせたい。2011/08/09
ゆう
0
浅い。自慢とお説教。2011/08/23
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