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内容説明
全日本プロレス復活のカギを握る、同団体社長にして現役レスラーである秋山準が、NOAH移籍、全日本への復帰、社長就任から現在に至るまでのすべてを語り尽くした。社長就任までの実態、赤字経営脱却までの紆余曲折、三沢光晴、小橋建太、川田利明、田上明の四天王との交錯、ジャイアント馬場の教え、宮原健斗、野村直矢、ジェイク・リー、青柳優馬の新・四天王への期待……。ファン必読、初顔合わせとなるW-1武藤敬司との新旧社長対談も収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
32
現在はDDTでコーチ兼任の一選手。先日物議を醸した彼の「ビンタ論」は、全日本プロレスの社長だったこの頃からぶれていない。相手の脳にダメージを与える、客を簡単に沸かせられるという二重の意味で戒めている。後者は書店の選書にも当てはまる。売らなきゃ生き残れない。でも売れれば何を置いてもいいわけじゃない。これを売るという自信と気概。一本軸があってこそ柔軟性が活きる。大学時代に理不尽な伝統を変えたのはすごいことだし、業界内にNGな相手がいなさそうなのも人徳。彼がいればDDTは大丈夫だ。ぜひ飯伏幸太と対戦してほしい。2022/06/19
ばんだねいっぺい
28
秋山選手の社長就任は、その経緯から見て「運命に選ばれた」としか言えない気がする。でも、諏訪魔選手の働きを忘れたくない。巻末対談のちょっと気軽なようで深遠な「がんばれよ」の一言は、武藤選手じゃないと言えない。Wオカダの時代になったら予言成就だなー。2019/09/28
Y2K☮
26
全日本プロレスの選手兼任社長。レスラー的なある種幼稚な我の強さと一歩離れた所から状況を冷静に分析できる大人の頭脳を併せ持つ。昔の彼は基本理詰めの本格派なのに、ここぞという時に意外な変化球で度肝を抜いた。絞め落す、秒殺、丸め込む等々。今は馬場さんから教わった古き良きプロレスを後進に遺す使命を帯びつつ、業界に残る理不尽な体質を変える事も忘れない。このバランス感覚と柔軟さ、そして倒産間近から建て直した経営手腕で宮原健斗を世間に売り出して欲しい。あらゆる意味で彼は棚橋やオカダより上に行ける素材。また見に行きます!2018/04/01
うみ
7
全日ファンには、涙なしでは読めない箇所多数。秋山準がいて良かった。秋山準が社長になってくれて良かった。2018/04/03
うぉんばっとう
6
全日本プロレスという看板の建て直しに頑張っている秋山社長にエールを贈る気持ちで拝読。面白かった。四天王に継ぐ力を持ちながら四天王にはない感性と冷静さを持ち合わせていた秋山選手は魅力的だ。重い看板を継いでいくのは並大抵の苦労ではないと思うが、頑張ってほしい。2018/06/28