内容説明
大学では穏やかで優しい微笑み王子、それ以外では傲慢な俺様、という二つの顔を使い分けている久遠という青年に出会った美桜。ふとしたきっかけで彼が人の夢の中に潜脳できる特殊能力を持っていることを知ってしまう。その能力を活かして探偵仕事をしている久遠だったが、ストーカー調査をしているときに美桜も巻き込まれるはめに。依頼人の自宅に行くと飼い猫が犯人を目撃しているのではないかとわかり、久遠と美桜は猫の夢への潜脳を試みるが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
46
「いまわの喜和子」を読んだ後、なんの問題もなく相続が平和に終ったのは親のお陰と感謝。喜和子さんの人生辛い中一回でも心からの恋ができた事、妹のように認めてくれる人が現れたこと、本当によかったです。これからは親は親と割り切る子が増えるなか、相続にヘルパーさんやお手伝いさんに大切なモノを贈る人が増えてもおかしくはない。それだけ年配者は思いやりに飢えているかも。２話目は猫登場。自信過剰・傲岸不遜の俺様久遠。シクラメンが猫に危険？口に入れば食中毒を起こす？勉強になりました。一巻目はムムと難しそうでしたが、面白かった2019/09/25
紅羽
9
シリーズ二作目。前作で少しだけ触れていた久遠の後見人にして探偵事務所の所長、鳴神さんが登場。かなり軽い感じでしたが、久遠の過去を知る最重要人物なようなので今後に期待したい。今回から本格的に美桜も久遠の潜脳に同行するようになり、コンビらしくなってきました。一つめの潜脳は「いまわの喜和子」。凄い題ですが、高利金貸しとして恐れられ、生涯独身を通して生きた女性の真実の姿に切なさを感じました。二つ目の潜脳はストーカーに悩む女性のお話。一人暮らしの女性は危険が一杯ですね。続編も楽しみなシリーズです。2016/11/29
青
2
ジャケ買いした１巻の続編。 久遠の後見人の鳴神氏が登場。 久遠と美桜がいい感じのコンビになってきたので、ちらつかされる久遠の背景もそろそろ来るかなー。 次巻も楽しみ。2016/12/09
