中公文庫<br> わたしの 「もったいない語」辞典

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中公文庫
わたしの 「もったいない語」辞典

  • ISBN:9784122065222

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内容説明

「銀幕」「ペーペー」「Gジャン」「アンドロイド」「達者で」――など「あまり聞くことのなくなってきた“もったいない”言葉」を、自身の体験談とともに厳選。作家・文学者・俳人など言葉のプロ150人が選んだ言葉に込められた想いに、共感するもよし、新たな発見を見出すもよし。どこから読んでも楽しいエッセイ集。

<“もったいない語”の例>
「朝ぼらけ」……横文字にはない感覚(逢坂剛)
「恐れ入ります」……礼を失しない交渉術(岸本葉子)
「光栄です」……謙虚な姿勢を表現(佐藤智恵)
「シャレ」……=「親父ギャグ」にあらず(南伸坊)
「せどり」……知識と経験で転売 今は昔(北原尚彦)
「底力」……爆発させれば夢は叶う(市川染五郎)
「到来」……はるか遠くの美味しさ(小川洋子)
「鳴かぬなら…」……嘘もおもしろい(阿刀田高)
「ハンサム」……立ち居振る舞いも問われた(プチ鹿島)
「一っ走り」……自然で粋で頼もしい(福原義春)
「フィルム」……栄華極めた絶滅危惧種(手塚眞)
「まあ大変」……大事装った趣深い造語(泉麻人)
「万年筆」……書き癖に染めて楽しく(高野史緒)
「民芸」……「嬉々」が包み込む風景(ねじめ正一)
「利休鼠」……感性豊か 和の色名(里中満智子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほっかいジンくん

2
今はあまりつかわれなくなった言葉についてのエッセイ集です。2018/02/02

takakomama

1
読売新聞・金曜夕刊の「にほんご」欄に2013年4月~2016年7月まで言葉のプロ150人が、消えてしまうにはもったいない言葉を選んで綴ったエッセイ。言葉をじっくりと味わい、深い意味があると改めて思います。知らない言葉、意味を誤解していた言葉、覚えておきたい言葉がありました。言葉は文化を映し、日本語は美しい。2019/01/12

agtk

1
居間はあまり使われなくなった言葉にまつわる話を、各界の著名な方々が語っているエッセイ集。一編が短いので、暇を見つけては楽しみながら少しずつ読んだ。詩人や俳人が多かったが、意外な人が執筆していたりして楽しめた。「ぺーぺー」「フィルム」あたりが印象に残った。2018/08/20

名秀子

0
今はあまり使われなくなって、もったいないと思われる言葉を集めた本。「よそ行き」、もう言わないかなあ。 過去に使われていた言葉を積み重ねていけば、天文学的な数の言葉になるから、使われなくなっていくのも致し方ないのかな。自分の好きな言葉は使っていこう。「路面電車」2019/10/19

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