内容説明
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春雨はなぜハルアメではなくハルサメと読むのか。日本語研究に半世紀を捧げた著者が、そのすべての英知を集大成し、もっとも詳細でわかりやすい解説をほどこした「決定版・語源大辞典」。一語一語、どの項目を読んでも、楽しみつつ日本語への興味がわきおこる。引く辞書から読む辞書へ、読者に「一語一会」の興奮を提供する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
3
語源についてのいい本がなかったので、辞典というよりも読むための語源の本を購入しました。結構字が大きいので年寄りには楽な感じがしました。結構一般的な言葉もたくさん載っていてなぜこのような言葉になったのかということがよくわかり今の年齢になって言葉の正確な意味を勉強しなおしています。2013/10/08
えーてる
0
「おてんば」の項、語源が何かを示すだけにあきたらず「オランダ語のオンテンバールを語源とするのは荒唐無稽」とまで言い切る。この説は言わずと知れた大槻文彦『言海』の語釈である。先達の業績をこうも辛辣に断ぜずにはいられないのが、語源研究の闇なのかと戦慄を覚えながらページをめくる。語源の旅は果てしない。タイムマシンが完成したら、ぜひ言語学者を過去に送り込んで、あらゆる言葉の語源を解明させたい。2014/07/12