ありのままのアンデルセン

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ありのままのアンデルセン

  • 著者名:マイケル・ブース【著】/寺西のぶ子【訳】
  • 価格 ¥2,024(本体¥1,840)
  • 晶文社(2018/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794969507

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内容説明

結婚を機にコペンハーゲンに移住したマイケル。なれないデンマークの文化に溶け込もうと、アンデルセンの作品にふれてみた。するとそこには、子どもの頃に知っていた童話とは違う、シニカルな世界がひろがっていた。アンデルセンの生き方に興味をもったマイケルは、日記や手紙を手がかりにして、アンデルセンを追体験するヨーロッパ縦断の旅に出る。そこで待ち受けていたものとは…。世界で最も愛される童話作家の知られざる心情を丹念に追った旅行記。『英国一家、日本を食べる』で大ブレークしたマイケル・ブースのデビュー作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aries

3
人魚姫が大好きで私の生涯のバイブルだと思っているが著者のアンデルセンについては正直劇団四季のミュージカル程度の知識しかなかった。今作を読んでめんどくさそうだが人間味の溢れる彼の姿を感じとり親しみさえ覚えた。あんまり人魚姫以外の作品に興味がなかったが、これをきっかけに読もう。これを読むとデンマーク語で読みたくなる!2022/10/10

カエル子

3
アンデルセンの故郷オーデンセへぶらりと行ってみる前の予習ってことで童話と並行してコレを読んでみたら、童話の見方が変わった。悪い方へ。残酷でありつつも美しく、読者を虜にする物語たちが、こんな変人の手によって紡がれたものだったとは……。勇気がないようで、ある。独りでいることを求めつつ、社交も捨てられないさみしがり屋。名声欲を満たすことへの執心。親と生まれと自らの外見に起因する特大のコンプレックス。そして、そんなアンデルセンが歩いた道を辿ってやっぱり毒づくイギリス人。総論としては、とても面白かったです笑。2019/06/27

Splash

1
アンデルセンの人魚姫は、本当はかなりリアルな残酷さに溢れた小説のようだ。デンマーク語に詳しくない翻訳家が、英語版に翻訳する時にいい加減な訳をしたとのこと。この本の続きよりも、人魚姫の原作の方を読みたくなった。2017/04/23

wealth

0
図書館で。皮肉がいかにも英国人でしたww アンデルセンの本が読みたくなる1冊。でもアンデルセン童話は…残酷なんだよな…当時の感性どうなってたんだ、と思ってたけど、アンデルセンは結構まともな判断力の持ち主で、ただ……いわゆるオタク男子中学生気質がそのまま大人になってしまったのだなぁ、と……それで顔にコンプレックスあったら辛いわ。そして作中の女性の扱いや女性観に、宮沢賢治味を感じた。うん、この人バイだったんじゃないかな。わりと真面目な人だったぽいし、バイはあの時代、すごく苦しい事だったろうな。2018/03/05

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