内容説明
著書『置かれた場所で咲きなさい』が220万部を超えるベストセラーとなった著者は、2016年12月30日に89歳で天に召されました。2014年にすい臓がん、2015年に肺への転移が見つかっても、手術や延命治療を一切せず、周囲には病気のことを知らせずに大学の授業や地方での講演、ノートルダム清心学園理事長としての仕事を最期まで続けました。本書は、著者の数少ない遺品の中から、単行本未収録の原稿「『きらめき』を秘めている自分に自信を持ちなさい」ほかが見つかったことをきっかけに、その一部と、いまでは手に入りにくい著書から原稿を厳選し発刊するものです。巻末には、最後の入院から驚くほど回復し退院、仕事に復帰するまでを親族が綴った「最期の日々」の奇跡を掲載。また〈付記〉として「2.26事件」の凶弾に斃れた父・渡邉錠太郎氏について紹介しています。思い通りにいかない人生に疲れた時、心寂しくてつらい時、ふっと気持ちを前向きにしてくれる本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
165
亡くなられた渡辺和子先生の未収の言葉を編んだ本。幾つもの言葉が心に響く。信仰に生きた方の言葉は柔らかく真っ直ぐ響く。けれども、そうですか?と問いたい思いもある。『頭ではわかっていても、心がついていかないくるしみがある。』これは愛と怒りでの言葉だ。辛くて苦しい時ただ忙しく立ち動くことで辛さをごまかしながら暮らすことも私は『良薬』に感じる事もあると思う。『自分らしく生きる。その後に自分だけの足跡をつけながら。』私の後にはどんな足跡がついているだろう・・受け入れることの難しさと向き合いながら生きるのだなぁ。2018/04/17
優希
80
亡くなられた渡辺和子シスターの言葉を集めた本。信仰に生涯を捧げたからこその言葉の数々に癒されました。辛い中にいても神様は側にいてくださるのです。弱くてもいい、そのままの自分で愛されてるのですから。前向きにありのままであろうと思いました。2018/04/23
ブルちゃん
32
運命ではなく摂理。時間を自分だけの時間と思い、一日でも充実した日が送れるよう少し努力してみたい。充実という感覚をまず分かりたい🤔✨2022/01/21
パフちゃん@かのん変更
30
醒めた目と温かい心があれば平常心でいられる。愛とは信じること。両手で有難くいただく。失ったものより、得たものに目を向けて生きる。叱られたら「ありがとう」。小さな思いやりの積み重ねが美しい人と世界を作る。相手への優しさがあれば、言葉は温かくなる。などなど・・・2024/01/26
かおりんご
29
再読。読むと、いろいろ気付かされます。穏やかに過ごせないからこそ、聖書に触れるのはいいことなのだなと思います。そろそろ典礼年間も終わり。教会の暦だと、一年の終わりです。御言葉に触れる機会を設けたいと思います。2022/10/30
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