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内容説明
地方発のヒット商品を作って地域に新しいビジネスを生み出す。市場の最新消費スタイルの変化から逆算して開発を成功に導く。商品開発の現場から見えてきたノウハウ集。
地方の活性化にはさまざまなアプローチがありますが、本書はものづくりから地域に儲かるビジネスを持続的に作ることを目的にしています。特に、この先も地域とともに生き、地方をなんとかしたいと活動しているすべての人に向けています。
目次
■第1部 ドキュメント「ものづくり・流通の現場から」
第1章 高知と島根に見る逆算発想のものづくり事例
逆算発想のものづくり事例1
逆算発想のものづくり事例2
第2章 逆算発想でつくる地方発ヒット商品開発プロセスとは
逆算で「ものづくり」を考えるとはどういうことか
第3章 バイヤーの知りたいことから逆算する流通・販売戦略
どんなお店で売れば、使ってほしいお客さんに届くでしょう
■第2部 事例研究コラム「ヒット商品開発のヒント
第1章 ヒットの背景を探る事例研究
第2章 人口動態の変化に着目するものづくり/消費構造分析
第3章 買い手の気持ちに寄り添う/市場トレンド分析
第4章 大都市圏で売れるための商品企画/コンセプトづくり
第5章 買い手の心にピンポイントで刺さる/商品企画
第6章 作り手の自己満足に陥らないものづくり/商品づくり
第7章 販売現場を味方に!/販路開拓・バイヤーマッチング
第8章 あらゆる情報ネットワークを活用して売る/情報発信
第9章 受け継がれていくためのブランディングと業務改革
あとがき
参考文献とおすすめの本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tenori
0
ものづくりを生業としていなくても読み物としては面白い。ブランディングと言う視点(中でもストーリー性の構築)からは学ぶべきことも多い。地方が活性化するのは悪いことではない。 個人的にはヒットする商品イコール優れた商品とは思っていないし、ヒットさせることを狙って作られる商品には魅力を感じない。歴史や風土をベースに、地域性を感じられる発想を取り入れることで、結果ヒットすることが望ましいと感じる。 初版第一刷。気のせいか誤字誤植が散見される。消費者目線の重要性が記されているわりに詰めが甘い。残念。2019/01/11
Sanchai
0
この本、メチャ面白かったです。高知県の方、必読。この本自体が高知県の宣伝しているのではと思えるぐらい、豊富に事例を取り上げています。商品づくりと地域資源の発掘、流通の選択やPR活動を、最終的なゴールである消費者の求めるものや生活スタイルから逆算して、各々の段階を組み立てようと論じられています。あるものをあるがままに売ろうという発想からなかなか抜け出せないブータンの人に読んでほしい。売れるものを開発しなければいけないのに。2018/06/05