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内容説明
WELQ問題の火付け役 朽木誠一郎が語る
医療デマから身を守り、誰も騙されない世の中をつくるために今できること
ネット時代の今、私たちの「健康になりたい」という切実な想いが狙われています。
ウソや不正確な健康情報を粗製乱造するメディアたち、量産される健康本、健康食品ビジネスの闇。
さらには、高度に発達したテクノロジーにより手口が複雑化し、見分けるのがますます難しくなってきている医療デマ。
なぜ、私たちは医療デマに「騙され」てしまうのか、医療デマに「騙されない」ためにはどうすればいいのか――。
「WELQ問題」の火付け役となった著者は、医学部卒業後ウェブメディアの編集長を経て医療記者となり、
「ネット時代の医療情報との付き合い方」というテーマで取材を重ねています。
本書は、このテーマでの取材内容をまとめ、なぜ健康・医療に関してウソや不正確な情報、デマが発生しやすいのか、
それらから身を守るために今私たちにできることを紹介するものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
76
ネット情報の方がまだ、既存のメディアより、自助作用が働いていてまだまとも。 その中で、ネット情報の中から正しいと思われる情報を得るための方法が書かれていた。 ネットで医療情報を調べる時は「専門医」を入れて検索してみよう。2021/12/21
ニッポニア
62
前書きで、ガンに対して民間化学療法はともかく、「戦わない」を全否定するので、主張に合わないかな、と思ったけれど概ね共感。以下メモ。ガンの標準治療が正しいと誰が証明したのだろう。騙す人は、情報の格差構造により、医療の限界につけ込む。医師は不完全な代理人である。メディアは経済合理性と無関係ではいられない。正しい情報は売れない。餅や飴より、馴染みのない蒟蒻ゼリーを危険性が高いと判断する社会。健康法の実践、伝道により、承認欲求が満たされる。命に関わらないからこそ、深刻化。健康になりたいという願望が狙われる。2023/10/21
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
62
一体、どの情報が正しいのか分からなくなって来た昨今。こちらは医学部卒の筆者のご意見。でも違う本を読むとまた違う意見が😨真に正しい情報を流してほしいと願います。2021/10/03
♪みどりpiyopiyo♪
59
私達の「健康になりたい」という想いが狙われています。なぜ健康・医療に関してウソや不正確な情報、デマが発生しやすいのか、誰が何のために流しているのか、何を信じるべきか。誰も騙されない世の中をつくるために私達にできることは。■良い本でした。特に「標準治療とは何か」の部分は必読。■「複雑なことを丁寧に伝えようとすると、伝わらない。単純で過激なウソのメッセージのほうが伝わってしまう」「人は信じたいものを信じたいように信じる」という言葉が重く響きました。(2018年)(→続2018/08/18
キムチ
56
薄い新書ながら 非常に頭の整理に役立つ。ネット功罪が言われて久しいが、医療に関しては身体と生命が掛るだけに 侮れない。書かれているのは ネット時代の医療情報との付き合い方。筆者は医学部卒を武器にメディア運営企業を経て新天地で医療記者に勤しむ。WELQ問題の火付け役ともなった。ジャーナリズムは今や【権力の監視者】ではなく 諸方面の相互監視が重要と説く(そういや グーグルが検索上位に広告を表示していることに気づいた)リテラシーを身に着けよう・・だけでは追いつかないのが現代であり フィルターバブル~2019/12/28