内容説明
幕末明治のスター絵師、河鍋暁斎の人と作品、一挙公開! ジョサイア・コンドルの師でもある絵師の作品を、娘・暁翠の作品とともに200点以上カラーで紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マカロニ マカロン
17
個人の感想です:B+。『星落ちて、なお』(澤田瞳子)読書会参考本。本書の著者は河鍋暁斎のひ孫(暁翠の孫)で蕨市の河鍋暁斎記念美術館館長。小説の中では「画鬼」の異名を持つ偉大過ぎる親父と異母兄の才能に一種の「諦め」を持った暁翠(とよ)だったが、その孫は眼科院長の傍ら河鍋派の作品を収集展示している。異母兄暁雲(周三郎)の作品の現存数は少ないという。その意味ではと暁翠は見事に父の名声を後世に残せたのだろう。本書では展示機会の少ない暁翠の作品が数多くみられ、その柔らかな線と色使いに魅了された。美術館に行って観たい2026/07/10
m
4
サントリー美術館の河鍋暁斎展に行きそびれたのでこちらでお勉強。展覧会の図録のような読み応えだが、絵が見開きではなく小さいので残念。暁斎の娘・暁翠も父に劣らない画力の持ち主だったんだなぁ。2019/04/23
果てなき冒険たまこ
3
年に何回か訪問する河鍋暁斎記念美術館。今回は七福神だったけどショップでまだ読んでない書籍を買うのも楽しみの一つ。今回は暁斎・暁翠親子の作品や人となりを暁斎のひ孫である現館長が紹介するというファンとしては堪らない1冊。暁斎(暁翠)の良さって一般的に語られる浮世絵とはちょいと違って狩野派のエッセンスがたっぷり入ってることなんだろうな。その代わりふざけるときにはとことん真面目な時はもっととことんという姿勢と修練が生んだ作品はいつ見ても飽きないねぇ。2026/02/04
K
1
(2018,721.9)「星落ちて、なお」を読んでこちらに当たる。暁翠の孫娘の著。鳥獣戯画好きの私としては、暁斎の風刺や大胆な描き方がど真ん中でした。ブリューゲルに似てる。暁翠は暁斎のその、野蛮というか粗暴というかを削ぎ落した、上品な絵だった。兄にはなんで言及していないのかな?「星・・」から類推するに、暁斎以上に私好みなのでは?。解説では暁翠の教鞭の下りが何回も出てきて、??という感じ。著者の母については?など、「星・・」を読んだ今は、疑問が多い。私は暁翠よりも、やっぱり松園が好きだと感じたからかも。2021/08/16
K
0
先日のサントリー美術館での展覧会の復習に。主流からいったん外れたものを正当に評価できない当時の日本人の見る目のなさにがっかりする。暁斎がいせ辰の千代紙のデザインをしていたとは知らなかった!




