内容説明
テレビ番組「クレイジージャーニー」(TBS)で特集され、話題となったヨシダナギ。世界各地を撮影のために飛び回っているが、実は内気で人見知り。一人では生きていけないという思いがある。そんなヨシダナギがいつも考えていることを写真も添えて人生論&仕事術を語る1冊。
あきらめる、受け入れる、拾われる!?
人見知りで誰とでも仲良くできないが、ひとりでは生きていけない。
できない自分を認めた上で受け入れ、自分の強みに専念すれば、もっと生きやすくなるはず。
人気フォトグラファーの「ぬるっとやり抜く」哲学&仕事術。
もちろん、写真もいっぱい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
173
人の感情には起伏があるし、生きていると多くの事が起こるけれど、無駄は一つもなかったと実感している。繊細さやコンプレックスは誰にもある。できないことはできないし、諦めていいときもあると思う。私はフォトグラファーなのかな。カメラ技術とか難しいことはわからないから本能でボタンを押すだけ。楽しければ進めばいいんだし。いろんな人に拾われて生きてこられたから。無駄なことができる今が幸せ。…テレビから発信される印象と本書から感じる魅力の違い。日本文化に興味をもち始めたヨシダナギさんから新たに何が生まれるのか楽しみです。2022/05/21
アキ
81
あやういがしたたかな生き方。“拾われる”とタイトルをつけるところからあざとさを感じてしまう。両親の離婚で父親に養育され、中学2年で学校をやめ、グラビアアイドルをやり、好きなイラストを生業にするも成功せず、20代後半に思い切ってアフリカに行く。たまたま掲載されたアフリカの少数民族の写真と「クレイジージャーニー」でブレイクした。好奇心で一気に駆け上がると、一気に飽きるタイプ。遠いことが幸いしてアフリカに飽きてない。でもいつかあきらめることがあっても、今まで何度もアフリカに救われたと思っているから未練はない。2020/11/23
あっか
54
想像以上のぶっ飛びっぷりに驚愕!「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」では語られなかったヨシダナギさんの幼少期や今の彼女を作った要因などなどが語られています。ビジネス書?自己啓発書?の分類らしいけど、ナギさんの生存戦略(笑)+エッセイかな。アフリカに行った資金の裏話や独特の写真の真実も明らかになりました!彼女の写真のあの眩しいくらいの色彩感覚は、イラストレーターでの経験や才能から生み出されるものだったんですね。失敗しても大したことはない、ヒマワリではないけれどひっそりと咲く珍しい花、という言葉が響きました。2018/07/15
くろにゃんこ
28
私はこんな人間ですよ~と言うのをさらけ出して、それを踏まえた上で拾ってねと言う本。スリ族の写真集を見てなんという演出力だろうって驚愕したので、長所も短所もまとめて才能ですね。強さを感じます。2023/10/24
プル
26
若い人が、こうやればいい的な指南書は、正直、それができるてしゅうかんかしてかつようできるのは、40代までじゃないか?と思うことがよくある。この著者自体、興味のないことに努力できないしと理解できている。だからこそ、「出来ない・やりたくないことは人に任せ、効率化を図る。」というやり方は正解だろう。そして、ニコニコしていればいいというのは、生涯通用する人と、そうでない人もいると思うが、著者は問題なさそうだ。嫌いでないならやってみる精神は、私も勧めたい。2021/01/29




