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内容説明
ニューオリンズで産声をあげたジャズは、めまぐるしくスタイルを変え、幾度もの黄金時代を経て、いかなる歴史を歩んだのか。そして、ルイ・アームストロング、チャーリー・パーカー、マイルス・デヴィスといった巨人たちの、挫折と栄光に彩られた人生の物語とは――。ジャズ評論に生涯をささげ、その草分けとして時代の熱情を見つめてきた第一人者が、数多のエピソードとともに描き出す古典的通史。巻末にディスコグラフィー収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
抹茶モナカ
15
通っているジャズ喫茶のマスターから借りて読んだ。分厚くて、ジャズの発祥から70年代までの通史で、エピソードも入っているとは言え、読み終えるのが大変だった。読んでいる期間が、個人的に仕事の繁忙期だったのもあり、身が入っていなかったせいもあろうか。やっと返却できる。2022/06/12
fseigojp
11
1970年代の初めからJazzを聞き出したのでフリーに近いところから始めていたので、初期を知るのに最適だった2019/11/05
吟遊
11
ジャズ評論の世界的な名著、復刊。 油井正一(ゆい・しょういち)の『ジャズの歴史物語』が、二度の絶版を経て、このたび文庫化されました。 20世紀ジャズの興隆をリアルタイムで見聞しながら、独自の語り口と、「論理的な発展をするジャズ」という歴史観のもとで好評を博した著者。 もう発刊から50年近くが経ちますが、70年代までの波乱万丈なジャズ史を、たくさんのユニークなエピソードを交えて語って古びない、エキサイティングな本。2018/04/04
たこ焼き
5
文化の融合は同じエリアにいるだけでは生まれない。それぞれがそれぞれコミュニティを作り交わらないからである。違う文化を媒介する存在が必要でそれがニューオーリンズにおけるクリオール人だった。ジャズが発展、変化してきたのはジャズの本質がインプロヴィゼーションため。ニューオーリンズと他の地域の音楽の違いはインプロにあった。ジャズファンは青年(特に流行を好まないもの)が多く、年を取るにつれジャズを聴かなくなる。ジャズは民族的な音楽。2022/09/11
こばちん
2
難しかったけれども、読み応えのある良書でした。ただ、ジャズの知識があまり無い状態で本書を読むのは結構ハードかも…。私の場合がそれでした。😅2023/10/02