- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
若く恋多き貴公子が、帝の妃になる予定の姫と恋に落ちた。ついに姫を盗み出した男だが…!? 名作の誉れ高き平安時代の歌物語を、少女漫画の巨匠が大胆な解釈で漫画化!! 有名な『筒井筒』など5編を収録。作者本人による「伊勢物語ガイド」付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茉莉花
23
たまには漫画も良いよねー笑 古典は難しいので漫画で読むと理解しやすい。伊勢物語は内容を全く知らなかったけど興味が湧いたので読んでみた。平安時代の恋愛物語だったわ！けど在原業平がめっちゃ出ててウケたし、この人光源氏みたいだなぁと思った。物語の中には悲恋もあって読みながら泣いたし笑 なんと言っても和歌が素晴らしい！君や来し我や行きけむ思ほえず夢か現か寝てか覚めてか。逢えたことが信じられず夢だったのかしらって思うところに純粋さを感じて可愛い女性だなと思った。在原業平のちはやふるも良いよねー！十二単着てみたい笑2016/12/23
Ｐ太郎￣(=∵=)￣
18
こちらは日本のプレイボーイ、在原業平の愛の放浪記、5話。1話目、藤原高子を盗み出して鬼に食われる…は取り戻されちゃった方で描かれている。2話目、幼馴染と結婚したのに、高安の女の元に通う夫。元の女のいじらしさに打たれ、高安の女の無邪気な生活感ある所に呆れて、元のサヤに収まる…だと💢でも、長い裳裾のエレガントなこと…浪漫溢れてます2025/08/11
花林糖
15
木原さんの絵が伊勢物語と合っていてとても良かった。手を出そうか迷っていた原作（現代語訳）も読みたくなりました。学生の頃に出会いたかった漫画です。（←古典苦手だったので）2017/05/06
荒野の狼
14
伊勢物語の漫画化は、本書の他に「ロマン・コミックス人物日本の女性史」の8巻「藤原高子」（正田ひとみ著）がある。「藤原高子」には冒頭に人物の関連が家系図で示されており、天皇家、藤原家と在原業平の関係がわかるようになっている。本書の理解に、人物関係の正確な把握は必ずしも必要ないが、頭に入れておくと、在原業平の主な恋愛の相手として本書に登場する3人の女性（藤原高子、紀有常女、恬子内親王）との関連がわかるので、読後あるいは読前に家系図は見ておきたい。2022/03/26
ほんどてん
11
古典を愛する人にも、私みたいに苦手意識がある人にも是非お薦めしたい本です。125段の歌物語集の中から有名な5編が収録されています。恋に生きる男、業平。妻の健気さに気づく話、男女のすれ違いの話、奥ゆかしさに惹かれる話、容姿や年齢ではなく心に惹かれる話、ラストも素晴らしかったです。これを機会に他の編なども再読して苦手意識をなくしたいのですが……本当に素敵な本でした。(コミックです)2021/03/24
