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内容説明
小学2年生のつくしちゃんと、おばあさんのすぎなさん。年の離れたふたりが、それぞれの目線で、交互に物語をリレーしていきます。赤ん坊もお年寄りも、外国の人たちも、みーんな手を伸ばせば届くところにいるんです。すぎなさんのお庭でとれたハーブや植物でつくったお料理が、とてもおいしそう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
43
少し気難しい、一人暮らしのおばあさんと、転校してきたばかりの女の子。草木に溢れた庭のなかで、ふたりのふれあいを描いた、ほのぼのとしたストーリー。気分屋で、大人げないところのあるおばあさんですが、そういう感情の描写にむしろ親近感を感じました。少女とおばあさん、それぞれの視点で描かれているのがいいですね。2015/11/29
杏子
22
ハーブや花に囲まれてるけど、毒草もある魔女の家に、緑の目をした女の子が!と洋風な雰囲気のなかでのあえてのつくしちゃんとすぎなさん、でした。今どきの話なのかな?お母さんはイギリス人、お父さんが日本人。イギリスのおばあちゃんの話も出てくるけれど話だけ。つくしちゃんとすぎなさんのちょっとあったかいストーリー。町内会長さんがあんまり悪役でなかった。2016/05/16
遠い日
18
小2のつくしちゃんとおばあさんのすぎなさん。二人の名前が二人の縁を物語るようで、ほほえましい。たくさんの植物の世話をしながら、独り暮らしをしているすぎなさんは、近所の子どもたちから「魔女」とあだ名される、少々偏屈なところのある老人。二人の日常が交錯し始め、楽しいことも困ったことも、絡み合っていく中で、見えてくる心のバランス。お互いの望みと困惑を、素直にさらせば解決の糸口も見えてくる。町内の人間関係、つくしちゃんの家族構成、いろんなところに作者のまはらさんの思いがしかけられていて、物語にその熱を感じる。2015/12/07
mntmt
13
おばあさんと女の子の交流。親以外の信頼できる大人のお友達がいるって、しあわせなことだと思う。2019/08/10
信兵衛
9
微笑ましく、温かな楽しいストーリィ。ほっとさせられます。2015/11/22