内容説明
ビビりな花屋の息子・高爪統吾とドSな寺の息子・柄沢悟は霊が視えるという共通点を持つ友人同士。
大学二年の夏休みの終わり、悟の部屋にいつの間にか花びらが置かれていた。
何の花か分からない悟が統吾に見せに行くと、それは蓮の花で、統吾の元にも置かれていたという。
統吾が花びらを霊能力で探知した結果、出所は以前行ったことのある神社だった。
着いた途端に神社の守り神のおハスが現れるが、小さな男の子の幽霊を連れていて……。
表題作他6編収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みとん
4
人物紹介で、知らない人が増えてたので、巻を飛ばしたのかと思った。しかし、美波ちゃんが姿がないって・・・ヒロインじゃなかったの?なんだか異様に視える人も増えてきてる。そして統吾の姉が登場。彼女は視えないが気配を感じるらしい。章タイトルでは「弟」でしたが、内容的には「弟たち」。それにしても、「群青」は事件だったりしないかな~と思っていた。友人が死ぬ率高くなってきた。そろそろメイン人物が意識不明で霊体出現とかあり得そう(笑)「悟と蓮の花」「種岡と群青」「高爪皐月と弟」「悟と雨」「悟と千倉兄妹」「種岡と狼少年」2019/03/17
椿櫂
4
今回のシリーズが一番好きかも!幽霊との関わりが怖かったり切なかったり。面白かったです!2018/03/30
ぽーのじん
4
幽霊と関わる話なのでしようがないのですが、身近に人がしに過ぎて気の毒。男子3人の友情や兄弟の絆はいいものですね。2018/03/17
Hiroko
3
全6編収録のシリーズ第4巻!幽霊が視える悟(寺息子)と統吾(花屋の倅)のオカルトキャンパスライフ。ほっこりする話から、切ない話、悪霊に取り憑かれるホラーな話まで。ひとつ1つは短編で完結していますが、幼い頃から幽霊が視える事に対しての葛藤や向き合い方、家族の事情や友人関係と少しずつ明らかになっているので順に読み進めるのがオススメです。2018/03/15
灰音
2
今回のもまたホラー要素強めな回がちらほらあって夜に読まないことをオススメします…でも面白いので明るいうちに読破することをオススメします!!2020/07/22