内容説明
美濃国の姫君・帰蝶。彼女が嫁ぐ相手は、「あの」織田信長。隣国までその名をはせる「大うつけ」だ。婚礼当日、白無垢姿の帰蝶の前に現れた信長は、噂通り、かっこうも言動も型破り! しかし、不器用ながらも帰蝶を思いやり、ものごとを真っ直ぐに見る信長に、いつしか帰蝶は恋心を抱くように…。ところが、信長の周囲では彼を快く思わない一派が、不穏な動きを見せて…? 戦国ラブロマン!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
19
帰蝶目線で描かれた帰蝶と信長のストーリーです。内容のわらに短いです。初めての作家さんだけど、とても読みやすいし、もっとボリュームが欲しかった。2015/04/03
桃水
6
2010/04/10:王道ですが、キャラクターが魅力的で面白かったです。2010/04/10
ぶらっどおれんじ
5
自分が熱心な信長ファンだけに、コバルトで出る信長ネタはどんなもんかと思っていましたが、いい意味で期待を裏切ってくれた作品でした。ライトノベルの割に文章もしっかりとしていて重厚で、主人公夫妻をはじめ全体的に登場人物がキャラ立ちしてました!敵対者となる信行も土田御前も、一筋縄に敵対者とくくれない物をもっている。ただの敵対者ではなくしっかりと感情を持った人間として生きていて、その感情故に主人公夫妻と敵対してしまう人間ドラマは納得がいった。2010/02/27
アデル
4
良かった!久しぶりにコバルト読んだが、他のラノベと違って文章の基盤がしっかりしているように思う。織田信長という非業の死を遂げる史実を、また夫婦仲が悪かったという帰蝶との関係をこんな素敵な恋物語に出来るなんて、素晴らしい!特に最後の信長の変化を描いた表現が好きだ。そして、この作品の信長像が大好きだ。是非、他の史実をモチーフにまた作品を書いて欲しい!2010/02/26
がっくん
3
再読。帰蝶目線が多いからか帰蝶に感情移入しちゃう。信長は強くて優しくて不器用だった。2013/11/02