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内容説明
「マクロ経済学」と「データ分析」から日本経済の新たな姿を描き出す!
◆「デフレはなぜ社会にとって害悪なのか」「日本はなぜ長期不況に陥ったのか」「日本の財政赤字は“使い過ぎ”が原因なのか」「社会保障支出を減らし、増税しないと日本の財政は立ち行かないのか」……。本書は日本経済をめぐるさまざまな素朴な疑問に対し、首尾一貫した論理とデータに基づく回答を提示する。
◆また本書は、財政・社会保障支出・国際収支・日本企業の競争力をめぐる通俗的な主張を取り上げ、その当否をデータに基づいて検証する。そのなかで浮かび上がる日本経済の姿は、マスコミが喧伝するイメージとは少し異なるものである。さらに、通説的な経済学をふまえつつ、それが現実の日本経済の分析に失敗している原因を鋭く指摘している。
イェール大学名誉教授・東京大学名誉教授・内閣官房参与 浜田宏一先生 推薦
本書はエコノミストや実務家から見て、経済学はどうして現実の重要問題に直面しないのかという疑問を率直にぶつけたものである。本書をゼミで精読して、教師が経済学の立場からそれに真剣に答えれば、その対話は本当に学生の血肉となるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
今までとは異なった日本経済分析論です。浜田さんが推薦しておられるということでどちらかというと「捨てられる銀行」が書かれた方が金融庁の意向を示したものと似ている気がします。今の政権の政策の肯定論で、あまり理論的あるいは資料をきちんと分析しているという感じがしませんでした。小野先生が民進党よりに対しての対極にいられるような感じです。それなりの意義はあるとおもわれますが新味は感じられませんでした。2018/02/14
スプライト
1
マクロとミクロは違う、デフレ下という特殊な経済環境下において緊縮財政は望ましくない等、納得できる内容。企業貯蓄率が経済にとって重要な数値であることも良く分かった。非常に有益な本と感じる。2023/05/07