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内容説明
1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒。学生野球全盛時代に早大の名ショートとして活躍。54年、巨人に入団、1年目から正遊撃手を務め、打率.314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は評論家活動をへて広島とヤクルトでコーチ。監督としてはヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成。指導者としての手腕が高く評価された。92年に野球殿堂入り。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
7
幻冬舎plusに連載中の「日本野球よ それは間違っている」を大幅に加筆し、再構成したもの。広岡達朗氏が日本野球の問題点について厳しく論じている。ポスティングシステムを厳しく批判している点は納得できた。意外だったのは大谷翔平選手への評価。二刀流に関してはバッサリ切り捨てているものの、投手としては金田正一さんに並ぶ百年に一人の存在と好評価。若いうちは無理ができるが、長くはできなくなると警鐘を鳴らしている。その辺りはさすが広岡さんというところかしら。こういうことを発信する御大の存在は球界にとって必要だろう。2018/06/13
anken99
4
球界のレジェンドが、現状を憂う。清宮、大谷の二刀流には否定的な一方、イチローは絶賛。川上との確実の真相についても詳しく語られており、読み応え十分だった。もう90歳近いから、その采配を見ることは叶わないだろうが、こういう突出した個性を持つ監督が待ち望まれる。2019/05/30
デブオラ
4
長嶋さんの2度目のホームスチールがあった時のシーズン打率が.209。サインが出ていないともありました。しかし、左投手を打つ自信があったとの根拠はどこからでてきたのか(その時の投手が自身が最高な投手としているあの金田さん)それを打てる自信があったと判断ので、感覚により川上さんやジャイアンツ上層部へのお怒り。⇒タイガーズ吉田さんなみに、金田さんを得意としていたのなら数字を記載いただければと思いました。 ”清宮さんは左投手が打てないと聞く”、と本人は確認していないのに風評での判断。結構残念な本だと思いました。2018/04/08
鴨の入れ首
3
2018年刊。図書館本です。昭和野球の重鎮の執筆した野球本。当時話題だった菅野智之・清宮幸太郎ら各選手や大谷翔平選手もバッサリ批判していました。ベテランならではの鋭い筆鋒に「らしさ」を見て、納得もしましたし微苦笑もしました。広岡さんが相変わらずお元気そうで何よりです。2025/03/24
choco
3
少し考え方が古いように感じるが説得力はある。巨人ファンじゃないから、巨人の復権はどうでもいいけど、プロ野球はもっと魅力的であってほしい。2018/09/12