- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
不機嫌な独裁者金正恩の思考回路はどうなっているか。国際社会とどう折り合いをつけるのか。長く北朝鮮をウォッチしてきたジャーナリストが、この国が内包する断層を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
29
テレビ局記者によるレポート。書名の意味合いは、一つは厳しい北朝鮮当局による報道管制(多分に最高指導者におもねる部分も感じられる)により、実際に放送できなかったこと、そしてもうひとつは、庶民の作られた笑顔でない自然な笑顔。ただし後者は写真に撮ることすら難しいようで、そうした写真は掲載されていない。権力を集中し、粛清を繰り返す独裁者は、結局自分がその地位から下ろされたときに命はない訳で、必死に体制維持を図る。これが厳しい相互監視社会を生み出していく。この軛から逃れる途はないのか。読みながらそんな思いを抱いた。2018/09/11
ちくわん
11
2018年3月の本。改めて金正恩体制を読む。著者はテレビ局の北朝鮮ウォッチャー。やはり張成沢が分かれ道だったか。引き続き注目しつつ。意外だったのは太陽光発電。やはり生活に根差したエネルギー源。万景峰92号、北朝鮮の地図。それにしても彼の国と日本のこれまでの歴史を、もう少ししらないとなぁ。2019/05/03
華形 満
9
本書の刊行が今年3月だがその後の2ヶ月だけでも北朝鮮を取り巻く情勢は劇的な変化を続けており、我々近隣の立場からは困った意味として目が離せない。特に平昌オリンピック以降の融和路線に近視眼的な楽観はとても危険。もっと世界情勢を俯瞰して、よりシビアな目線で向き合わなければならないだろう。本作はそんな政治情勢ではなくあくまで、報道統制を掻い潜って見た北朝鮮の素顔の光景のレポートであり、よくテレビ番組でも取り上げられるので、あまり目新しさはなかった。2018/05/08
しそゆかりうめこ
3
庶民の様子がもっと知りたかった。だけどそれが現実的で、頑張ってもここまでしか見せられない、というような緊張感や身の危険のようなものを感じる。2019/02/13
高木正雄
2
特に目新しいことは書かれていないように思う。興味深かったのは日本の記者が拘束されそうになったのと、大使館で行われた運動会かな。北朝鮮の情報が昼間のワイドショーだけの人なんかは入門書にいいかもしれない2025/03/23
-
- 電子書籍
- 俺だけ2周目ガチ勢~強すぎてゲームバラ…
-
- 電子書籍
- おかえり、初恋。【連載版】 9
-
- 電子書籍
- 飲食店経営2017年6月号 - 現場に…
-
- 電子書籍
- 夢なきものの掟 - 長編アクション小説…
-
- 和書
- 読む牛丼