― 不安が消えるたったひとつの方法

著者名：長南瑞生【著者】

KADOKAWA（2018/03発売）

• ISBN：9784046021472

内容説明

★不安は、ブッダからの贈り物★

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現在の仏教は、死んだら世話になるもののように思われていますが、本来は、生きている時に不安を根本からなくして、変わらない幸せになるための教えなのです。
ブッダはすでに2600年も前に、「絶対の幸福になるための答え」を説き明かしていました。
その後、仏教が何千年もの長きにわたって伝えられてきたのは、そうやって生きている人を救い続けてきたからです。

―「はじめに」より

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実は不安には、
・生活の不安
・人生の不安
という２種類があります。

見えない２つの未来を心配する状態が不安を呼ぶのです。
人生なんて、行き先のわからない飛行機に乗っているようなもの。
だから人は１分先の予定を考えたり、１ヵ月後の計画を立てたり、１年後、10年後に目標を立てたりしているのです。
けれどもうまくいくときもあれば、壁にぶつかることも。
そういった波が打つように絶え間なく変わる「無常」を知れば、不安という心の状態から少しずつ解かれていきます。

一生、なにも起こらず、幸せな人はひとりもいません。
不安を乗り越えたからこそ、生きる力が沸くからこそ、人間なのです。
ブッダもなぜ人は死ぬのか、なぜ身分があるのかなどと、悩みをもって悟りを開いていったのです。

著者は、東大で専攻していた物理でも解けなかった不安について、ブッダの教えとなる「人は不安があるこそ幸せなる」という言葉に開眼し、仏教の道へと転身。
ブッダの言葉や考え方を通しながら、不安から解放される方法をわかりやすく教えてくれる内容になっています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[葉月ねこ]

スティーブ・ジョブズやブラッド・ピットなど、世界的に有名な人も多く仏教を学んでいるらしい。「死」は誰にも避けられない、すべての人に共通することだから、宗教が存在していることも理解できる。死を身近に感じた時に宗教に関心を持つ人が多いと思うけど、普段から命には限りがあることを自覚すればもっと一日一日を大切に過ごせるかもしれない。

2020/04/19

[ほじゅどー]

★★★不安には「生活の不安」（人間関係、お金など日常生活の不安）と「人生の不安」（人生の意味など漠然とした不安）の２種類がある。私たちが感じる不安の根本には後者の「人生の不安」が横たわっており、この不安を断ち切らなければ本物の安心になれない。生活の不安解消法は対症療法。そんな不安に苦しむ人間を救うために仏教は説き明かされた。人はいずれ死ぬが、死について考えることを避けている。私たちの人生は、滝壺に向かう屋形船の中でパーティーを開いているようなもの。

2019/02/18

[おおまさ]

最後は、仏教なんですかね。有限の先にあるものは、わからないです。

2018/06/04

[あどねいす]

◎不安を分析して整理されており、そうだったのかという気づきが多かった。 ◎不安を根底から解決しようという書籍。真のブッダ、親鸞聖人の教えに触れられる一冊でした。

2018/04/15

[ケン]

不安の数々を紹介してくれての仏教への案内本でした。仏教の教えをもっと噛み砕いて不安を一つでも消してくれるかと期待してたので残念でした。

2020/02/26