メディアワークス文庫<br> 神さまの探しもの

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メディアワークス文庫
神さまの探しもの

  • 著者名:扇風気周【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2018/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048936910

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内容説明

猫たちを統べる猫神様に見守られ、賑わう日立門商店街に一人の神様がやってきた。「はじめまして、商店街のみなさん。わたしの名前は見つけるさん。新米の神様です! 先輩の猫神様と一緒に皆さんの失くしたものを探すお手伝いをさせてください」 みんなの抱える問題を失くしもの探しを通じて解決します。時には自分では気付いていない、淡い絶望を晴らすことも――。困ったときにはご用命を。これは小さな女の子の姿をした、なりたての神様の「答え探し」の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

土瀝青

15
新米神さまの見つけるさんのお話。人間、苦境に立ってしまうと、何でもかんでも神頼みしてしまいたくなる(自分はそう)ものですが、たとえ神さまがいろんな力を持っていても、生きる上で背負ってしまった悲しみや苦しみを克服するには、乗り越えるには、自身の踏ん張りが少なからず大切で、他力本願でどうにかなることはないだんなとしみじみ。2018/03/27

あいら

13
探し物を見つける小さな女の子の姿をした新米神様「見つけるさん」の物語。 いろんなワケありの人達を受け入れてきた商店街を舞台に、そこで出会う人達の探し物と悩みを先輩の猫神様に見守られながら解決していきます。 かわいらしい神様が商店街の人達にかわいがられて、自然とこちらも微笑みが浮かぶ作品でした。 2021/07/02

まるぼろ

12
生まれたばかりの新米神様・見つけるさんが指導役の守り神様であるニィさんの元、一人前の神様になるべく失せ物探しを通して商店街の人々の悩みを解決していく物語です。神様と言っても神通力でどうこうすると言う訳でもなく、失せ物を探しながら失くし主の悩みを探り当てて…、という感じのお話で読んでて面白かったです。どのエピソードもしんみりしたり優しい気持ちになれるお話で良かったですが、ニィさんとおばあさんに纏わるお話がやはり個人的には一番良かったです。そして最後の神様になる前の見つけるさんのお話は、→2018/05/10

た〜

12
幼女が8日感も連続でラーメン+半チャーハンはあまりよろしくないと思います。閑話休題。完全に表紙買い。正直それほど期待はしていなかったが、思いの外良かった。新米神さまが、探しものを通して人々と「答え」探しをする話。二柱の神様は可愛いし素敵だけれど、猫神様を神様に導いた神様、ちょっとひどい。(まあ、神様は理不尽さがあるのは基本ではあるけれど・・・)2018/03/20

くもり

9
とても良かった!「視ル視ルうちに好きになる」が好きだったから新作出てくれて嬉しい。ニィさんとおばあさんの話も良かったけど、好きなのは結婚指輪の話かな。この余裕のなさに共感したし、でも思いやりを取り戻した姿が素敵。本当に大切なものは無くしてから気付くというのがストンと心にハマるような話たちだった。見つけるさんの正体は驚いたけどなるほど納得。2018/04/06

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