内容説明
五木寛之、藤原正彦氏激賞、期待の新鋭!
十歳のときにみた崩壊直前のソ連邦。
四半世紀後の再訪、ロシアは変わったのか。
その歴史の光と影を綴った渾身のルポルタージュ。
1991年夏、10歳の私はモスクワにいた。
帰国直後、ソビエト連邦崩壊。
2016年、トランプ大統領誕生の当日、私はふたたびロシアに向かっていた。
戦時中、ナチスドイツによって完全包囲され、100万人もの市民が餓死・凍死した
ロシア第二の都市・サンクトペテルブルクで誕生したある曲の軌跡を探るために。
――ショスタコーヴィチ作曲『交響曲第七番』、またの名を『レニングラード』。
ソ連邦崩壊後のロシアは変わったのか。
そもそもロシア革命とは何だったのか。
それぞれの夢と理想、そして現実を伝える渾身のノンフィクション!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
156
★★★★☆ ショスタコーヴィチ7番のエピソードはいろんなメディアで見てきたが、こうやって改めて見ると「音楽が戦火を消した」とさえ感じる。何度見ても、レニングラードの兵糧攻めは狂気の作戦だ・・・。2019/02/03
ケイ
127
スターリングラードの攻防戦時の市民生活。1941年夏、ドイツは街に踏み込まずに兵糧作戦をとった。次々に餓死する市民。暖をとるために本まで燃やす。ソビエト軍は凍った湖を『命の道』として物資を運ぶも、氷が割れ多くの死者。飢餓状態における人間性の崩壊。ショスタコーヴィチ『レニングラード』作曲。春の訪れ。飢えた音楽達が集まる。草が芽吹く。畑を作る。ドイツからの解放は1944年1月だが、最初の冬ほど乗り越えるのは厳しくなかった。ドイツの思惑のハズれ。著書の四半世紀後の街への再訪のために書かれた本。2018/08/23
ぶんこ
55
著者は10歳の時にテレビ局のソ連訪問番組に応募して選ばれモスクワへ。帰国直後にソ連崩壊。そしてトランプ大統領誕生当日にロシアへ取材に訪れる。戦時中の900日にも及ぶナチスドイツによるレニングラード完全包囲での兵糧攻めで100万人もの市民が餓死・凍死していた!そんな過酷な日々の中でもショスタコーヴィッチは交響曲7番を作曲し「レニングラード」と名付けられた。市民の藝術に対する熱い思いは飢えにも打ち勝つ。どれも知らなかった事ばかりの事実に圧倒されました。2019/02/28
TATA
44
書評で見かけて一読。25年前、クーデター直前のソ連に子供記者として滞在した筆者がレニングラード包囲戦とショスタコーヴィチの初演のTV番組のプロデューサーとしてロシアを取材のため再訪。筆者のロシアに対する並々ならぬ熱量が文中から滲みでてきます。佐藤優さんとは異なり、情緒的な思いから文章を紡いでる分、感傷的な記述が多いのはご愛敬。包囲戦にフォーカスすると却って凄惨な内容になったでしょうから、筆者の柔和な視線の分、よいバランスになったように思います。読みごたえありました、良作です。2019/01/14
信兵衛
34
25年前との比較ルポかなと思っていたのですが、レニングラード包囲戦の歴史+ソ連邦崩壊というドラマについてのルポといった感じです。2018/04/14
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