内容説明
年金や医療・介護に加え、国の借金も含めた社会保障等の世代間格差は、30代と60代で6077万円! 若者に押しつけられたツケは重くなるばかり。日本に残された時間はもう短い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
53
中々問題点が分かりつつも世の中やシステムを変えるのは難しいなと思った。2012/11/08
kotte
7
城繁幸さんが厳しい現実を見据えたうえで、今後政策が向かうべき方向を述べています。既得権益といえる終身雇用が若者の雇用に対する悪であることは理解できましたが、それを崩すことは極めて難しそうです。既得権益であるものを定義して、それを変えていくことの難しさと変えることによって発生すると思われる事象については湯浅誠さんの『ヒーローを待っていても世界は変わらない』で説明されています。城繁幸さんの意見には賛同していますが、いざシステムを変えるとすればどうすればいいのか。極めて難しい問題で、私には答えが出せません。2016/12/25
MAT-TUN
7
城さんの書物は、『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』が白眉だった。偽善を排し若者らしい正義感に溢れ、優れた洞察が加えられた良い本だった。本書は、世代間格差を指摘する書物だが、日本維新の会の政策に対する漫然とした賛同、若者の政治参加を勧めることなど、いくつか論点があるが歯切れがいいとはいいがたい。城さん自身『内側から見た富士通』で指摘した終身雇用と年功序列の弊害をどのように解決すべきか悩んでいるのかもしれない。2012/11/20
Yunemo
6
よくよく考えれば、12月16日は衆議院議員選挙。実は、大きな落とし穴がここにあると思う。年金、医療にかかわる社会保障の問題は、若い世代がもっともっと突っ込まなくちゃならない大きな課題。現実に現役世代が高齢者世代を支えているのだから。我々が支えてもらう時代は来ないかもしれない。現時点では騎馬戦の状況、30年後には肩車の状況になってしまうんだ。そういう危機感を募らせる一冊として読み終えた。自分たちがどれぐらい社会保障費を支払っているのか、改めて見直さなくては。でも誰を、どの政党を選べばいいのだ!2012/12/01
T-山岡
5
2006年出版の『若者はなぜ3年で辞めるのか?』で一躍注目を集めた城繁幸氏による2010年〜2012年の『SPA!』での連載をまとめたもの。近年の時事ネタに対する氏の見解が窺えて興味深いが、過度に世代間対立を煽るような語り口が少し気になった。とはいえ、昨今の「ブラック企業」問題にもつながる若者の雇用問題については、やはりこの人の『若者はなぜ…』の仕事自体がひとつのエポックだったことは間違いないのだろう。2013/11/17
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