内容説明
民主党の「日本壊し」の背景に、戦時下の革新勢力から朝日新聞や田中角栄などを経て、民主党へと継承された“破壊衝動”がある。日教組を間近に見た著者が伝える衝撃の真実!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
木曜の男
6
破壊衝動については、納得できる部分もあり、牽強付会に感じる部分もあり。社会、共産主義の残滓⇒反米・反資本主義⇒日本の弱体化、という方向へ本当に無意識なのか、意識的に動いているのか。どちらにしろぞっとする。そもそもリベラル⇔保守って言葉自体語弊があるし。巧言令色鮮なし仁というが正にその通りで、護憲派、人権派なんてのの胡散臭さたるや目に余る。「平和」を訴えながら火炎瓶投げたりとか、言葉と行動が乖離してる、そういう人には気を付けましょう。2013/07/16
くりのすけ
4
日本社会を壊したのは民主党なのは間違いないが、それが最初ではなく、田中角栄や朝日新聞、さらには戦時下の革新勢力にまで遡ると指摘しているところは面白い。また、民主党が国家を解体し、そして、それを朝日新聞が支援するという構造もなかなか斬新である。勉強になる一冊だった。2014/06/06
液晶テレビはAQUOS
4
烏合の衆が集まった結果ということが述べられているかと思いきや、破壊衝動によってもたらされたという意外な切り口から民主党政権を分析している。民主党政権の基は社会党の生き残りがほとんどであり、田中角栄の存在も影響しているという。破壊衝動によって国を壊そうとされたのではたまったものではない。2013/01/27
巻野仁朗
3
憲法九条の危険性、田中角栄の裏の顔や過ち、旧田中派の害悪、保守派にとっては鬼に金棒なのが辻氏の著書だ。しかし、脳科学や心理学に基づく考察は私の心の中もえぐられているようで正直暗い気持ちになる事もしばしば。「家族との葛藤が疎ましいとか、共同体の束縛から解放されてみたいといった理由で、他者との人間関係を避けてばかりいては、幸せもまた遠ざかってしまいます。」104ページ。朝日新聞の罪も辻氏は容赦なく暴いているが、家族を否定する「孤族の国」キャンペーンを批判したこの言葉がグサリと来た。2016/11/24
TiawPai
2
民主党が政権喪失する直前に書かれた本で、ダマシオの理論「感情が思考をガイドする」を引用して、朝日新聞、左翼や革新勢力の「善意」や「憲法9条」にからめた国民に向けられる破壊活動を痛烈に批判しています。私にとっても原爆反対、軍拡反対を中国、北朝鮮でなく日本で活動する人たちの考えは謎です。そして、田中角栄から続く親中の呪縛で、外交を崩壊させ巨額赤字国家へと導いた経世会、民主党政権を滅多斬りしています。ただ、ネットの落書きではないので、もう少し言い方を考えた方が、より高説ではと思います。2018/03/14