内容説明
東日本大震災救援現場で、自衛隊印は何を思い、何をしているのか?現場でしか知り得ない問題とは?現地で指揮を執る指揮官の補佐を務める筆者の日誌で明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やんちゃジジイ
144
日誌という形で残すことで、この著者は心の平安を保ったのだろう。涙あり笑いありだが自衛官や米軍の活躍には、ただ脱帽するばかりである。少年が帰らない父を想い水平線を見つめているところに若い自衛官が少年の肩にそっと手を添え一緒に水平線を見つめるという光景には涙を誘う。被災者の目線に立ってではなく、被災者と同じ気持ちになって活動せよとの総監の言葉には心を打たれた。読んで良かった著書であった。2017/04/02
しいたけ
102
陸上自衛隊の方面総監部に置かれる「政策補佐官」の震災直後の日誌。政策補佐官は防衛省と自衛隊のつなぎ、接着剤なのだという。被災地での須藤さんの働きは大変なものであったろう。心のバランスのために日記を書くことが必要だったのだ。「心の優しさは自衛官に最も必要な素質」だと須藤さんは言う。須藤さんの優しさも日記の中に溢れている。そしてこの究極の非常事態にユーモアがある。夜寒くて眠れないという米兵に「河北新報が温かい」と教える。米兵の思慮深い支援、自衛隊の実直さ、苦労人である総監に寄せる崇拝の念。温かさは希望を生む。2017/03/24
ゆみきーにゃ
88
《購入》読メで知った一冊。東日本大震災で活躍した方の日記。この本を読み、陸海空、米軍のみなさんに心からの感謝を伝えたくなりました。所々で著者のお子さんのお話が出てくるのですが、クスッと笑えて家族がいるからまた頑張れるんだろうな~と思いました。2017/09/16
Rin
63
【図書館】あの日から自衛隊の方々が、どれほど精力的に被災地で奮闘されていたのか。自らを顧みずに働く姿がしっかりと伝わってきた。被災地の未来のために、何でもやってあげるのではなく、出来ることは自分達でやってもらう。そして作者の苦しい状態でもユーモアを忘れない文章のおかげで、大切なことがするりと届いてくる。そして支援とは物だけではなく、彼らの言葉をきちんと聞いて受け止めること。自衛隊に対して非難の言葉も確かにあったけれど、この本でいかに、できうる限り精一杯のことを行ってくれていたのか知ることができました。2018/03/25
Riopapa
21
7年経った。あの頃は情報が入ってこなくtr、自衛隊がどんな活動を行なっていたのか、米軍が東北で何をしてくれていたのか、分かっていなかった。リアルタイムで書かれたこの日誌を見て、どれだけ自分が知らないところで自衛隊や米軍が頑張ってくれていたのかが理解できた。感謝。2018/03/11
-
- 電子書籍
- 左遷された無能王子は実力を隠したい【分…
-
- 電子書籍
- 八雲立つ 灼 9巻 花とゆめコミックス…
-
- 電子書籍
- お見合い相手はうちのボス【タテヨミ】第…
-
- 和書
- やさしい中学歴史
-
- 電子書籍
- 図解 ワイン一年生 <ワインの基本3>




