扶桑社BOOKS<br> 疑獄 小説・帝人事件

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疑獄 小説・帝人事件

  • 著者名:波多野聖
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  • 扶桑社(2018/03発売)
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  • ISBN:9784594067045

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内容説明

物故したスイスの富豪の金庫から戦前の帝人株が出て来た。ファンドマネージャーの「私」はこの株の由来を調査することになるが、それは戦前日本の暗部へと繋がっていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

3
関わる人間のそれぞれの思惑や落とし所をめぐっての駆け引きが面白かった。2016/06/20

いいちゃん07

2
有名な事件の名前は知ってしましたが、内容と歴史は全く知りませんでした。 登場人物な実名で出ているので、「あ、知ってる名前だ」と興味深い読めました。 大正8年(1919年)から昭和12年(1937年)まで金融、株式、会社経営に秀でた方々の偉人伝としても読めます。 帝人=帝国人造絹糸株式会社。 人造絹糸(レーヨン)2016/09/10

mochizo

2
鈴木商店という戦前にあった商社と帝人の関係があった人物の物語なのですが、本当にこんな疑獄事件が戦前にあったのですね。また、戦前の方が政治家、経営者、官僚を含めて大物っぽい気もします。一度読んでみる価値はあります。戦前の歴史を知る上でも。そして、この事件もその後の第二次世界大戦への導入に当たる事件のような気がしますね。2015/05/21

としき

2
戦前にこんな疑獄事件があったとは知らなかった。本当は「帝銀事件」と勘違いして借りた本だった。政界と財界の癒着、検察の強引な調査、7、80年前の事件とはおもえなかった。この本は昨年11月に発刊されたばかりの本だが、作者はアベノミックスと浮かれている日本の経済に警鐘を鳴らしたのかもしれない。2013/02/10

minu tanu

1
歴史のお勉強であり相場のお勉強。2023/05/16

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