内容説明
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バリ島演劇に触発されたアルトーが、ヴァーチュアル・リアリティ論の先駆け「錬金術的演劇」を語り、五感を揺るがす「残酷演劇」を宣言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yogi
5
演劇が好きな私は少しでも演劇に触れたく思いこの本を開き読んだ。読みやすいのだが、まさにドキュンメタリーを見てる感じで読んでる様な気にはなったが改めて思う演劇とは深いなぁ〜と言葉に音や光や動き時間などなどを哲学的にみたり、はたまた宗教的でみたり、当たり前だが情熱根気知的美的ホンマ色々兼ね備えな無理やなぁ〜とつくづく思いました。本は面白かったです。難しいところは多々ありますが^o^2015/09/28
doji
0
最初のペストの美しい描写に惹かれた。演劇という題材にあまり馴染みはなかったものの、アルトーの言う残酷、スペクタクルは、映画や音楽などにも敷衍できるほど魅力的だと思う。霊、分身、に関する部分が少し分かりにくくて再読が必要。それにしても、この演劇は実際に上演されたのだろうか。2015/08/09
茅野
0
抽象的で難解だが、問題提起の内容は実に的を得ていて、今後の舞台芸術を考えていく上では必読の書。アルトーの劇作品や映画と併せて観る(読む)と主張したい事柄がより明確に見え、理解が深まる。2020/08/26
750℃の make you!
0
抽象的な言い回しや、アルトーと同時代の芸術や演劇に関する指摘が多く、何を言っているのかわからない部分が多いが何らかの真理が書かれている気がするのも確か。要は、総合芸術である演劇では音楽、美術、言語、身体が訴えるものを相互作用で最大限に引き出し、残酷性(ここでの残酷とは単に血が出りゃいいってもんじゃない)で精神に揺さぶったりしてやっべぇもんを作ろうぜ、みたいなことが書いてある気がしました。確かに、常軌を逸して凄過ぎる映画や絵画を振り返り見るとここで語られている要素が含まれている気もする。(気もする)2019/06/06
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