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内容説明
緻密に論理を積み上げていく「論理思考」は、思考の初歩的な段階にすぎない。「深く考える力」とは、論理思考とは全く異なる思考のこと。それは、心の奥深くに眠る「賢明なもう一人の自分」の叡智を引き出す力。では、どうすれば、その力を身につけることができるのか。本書に載せた「5つの技法」と「38のエッセイ」を読むだけで、読者は、自然に深く考える力が身についている自分に気がつくだろう。日米のシンクタンクで活躍し、内閣官房参与、ダボス会議GACメンバー、世界賢人会議代表などを務めてきた著者が、数々の著書で示してきた、新たな発想と深い思考の秘密を、いま明らかにする。 【目次より】●第一部 賢明なもう一人の自分――深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力 ●第二部 深き思索、静かな気づき――文章を書くこと、読むことは、思索の階段を降りていくこと ●第三部 言葉との邂逅――心に触れる言葉に巡り会ったとき、深い思索が始まる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
41
思考は重労働なのでめんどくさいのです。まあ、そうも言っていられないので「思考」するための指南書として手繰りました。いや、なかなか読みでのある内容で、考えることの手掛かりをもらったように思います。あとは重労働を厭わないことですね。できるのかいな?やらなきゃな、ですな。2022/10/09
inami
29
◉読書 ★3 読書(会)仲間の課題本ということではあるが、これまで著者の本は何冊か読んでいる。どの本も難しい言葉は一切使っておらず、とにかく分かりやすい文章で書かれていて、すらすら読める(奥深さを自分が掴めていないだけ)。「深く考える」とは、「賢明なもう一人の自分と対話すること」、その自分と対話する方法「五つの技法」や著名な方々(東山魁夷、井村和清・・鈴木大拙などなど)の38のエッセイが紹介されている。著者は工学博士(原子力工学)なのだが、ちょっとスピリチュアル的な感じを受けてしまうのは、自分だけ? 笑2021/04/19
bonbon99
19
深く考える力は簡単には身につかないことが分かったという発見。もう一人の自分を作り、自分を追い込んだり、問いをしたり、もう大変。事物に真剣にあたることが必要性。一つ一つのことを丁寧にあたり仕事を完成させて積み上げていく。階段を上って行き、高みに向かう。いきなり高いところにはいけないということ。大きなことを目指すよりも、まず自分の直面している1つのことにスポットをあて、片付けていくことが重要。2021/03/15
mj
16
深く考えるとは、賢明なもう一人の自分と対話することなんだそうだ。直感を信じろっちゅうことですな。自分の直感? 一番信じられないね にがわらい2019/03/12
ムーミン
15
これは勉強になりました。2018/03/27