内容説明
「日本人が信じている教科書的アメリカ史」は嘘だらけだった……。日米近現代史の真実を知ることでアメリカ・コンプレックスを払拭し、正しい歴史認識を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
52
歴史の本だけども、あまり史実の根拠になる部分をかいていないので気軽にアメリカの歴史が読める。2020/10/28
出世八五郎
41
三度目のメカラウロコ体験。1stインパクトは渡部昇一、2ndインパクトは陰謀論、3rdインパクトは倉山満。で著者は陰謀論は嫌いで全て資料を元にした見解しか興味ない印象。故に信頼したい。残念なのは参考資料の表示がまったくない。米国の歴史は司馬遼太郎的に出す資料出さない資料を使い分けることで、アメリカ国民をホルホルさせる内容のようだ。歴代大統領にしても報道する情報、しない情報で印象を良くさせている。こうゆうのを知らないと間違った認識しか持ち得ない。ヒットラー語るならウィルソンも同じ俎上に載せなあきまへん。2014/11/04
かまど
36
『日米の歴史を学び直したくなる』 現代日本の存在において、切っても切れない関係にあるアメリカ。 戦後より密接な立場にあるこの国の歴史を知ることはとても重要です。 しかしながら歴史というものは、強者による歪曲で作り上げられるものであるとよくいわれます。 「嘘だらけの」の枕詞にあるように、この一冊には、私たちがアメリカの歴史として学んできた通説を覆す内容がたくさん盛り込まれています。 (つづく)2016/12/03
№9
32
隣国から「歴史問題」とか言われるととたんにオロオロしだす私たち現代日本人。世界はプロバガンダと印象操作に満ちている、だからもっと勉強しましょっとこの本は教えてくれる。あのアメリカさんだってこんなもの。知れば知るほど世界はややこしいなっ、ったくもう( ̄^ ̄)ゞ2013/11/29
さきん
31
アメリカ、日本の外交関係を追った内容。石井ランシング協定を高く評価したり、ウィルソン、クリントン両大統領の外交政策を批判したり、なるほどと思う所が多かった。日本の軍事力は買い被りなところはあると思ったし、さすがにabcd包囲網時にオランダを攻撃すれば何とかなったという考えは無理があると思った。絶頂期に衰退の糸口があるというのはまさにその通りと思った。2018/11/23