僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと

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僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと

  • ISBN:9784777816620

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内容説明

40カ国で翻訳化、世界中で話題のベストセラー海外小説。自殺、いじめ、心の病気、身近な人の死、残された者の苦しみ…… 重いテーマを扱いながらも、主人公ふたりが精一杯生きる日々を描いた切なくも美しい、青春の物語。

【ストーリー】
高校3年生のセオドア・フィンチは、この世界に別れを告げるため、学校の鐘桜の上に立ち、はるか下を見下ろしていた。両腕を掲げ、最後の演説を始めようとしたその時、塔の反対側に、ヴァイオレット・マーキーが凍りついた表情で下を見つめていた。奇妙な出会いから始まったふたりの友情と恋……。フィンチは、ヴァイオレットを元の世界につなぎ止めることを自らのミッションとして課し、ヴァイオレットはそんなフィンチから生きることを学んでいく。(原書名:ALL THE BRIGHT PLACES)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れぐるす

14
変人と呼ばれ、いつも死ぬことを考えているフィンチ、事故で姉を亡くし喪失感と1人生き残った罪悪感に苦しむヴァイオレット。そんな2人が学校のベルタワーの上で出会い、お互いを救いあい、人を愛することが希望の光になっていく。素直で純粋な人が傷つき壊れやすい心を持っているのは解るし、心の病が受け入れられにくく生き辛いのも理解できる。だから読み終えてみて最後の歌詞を含めて、たくさんの物が心に残った。作中にヴァージニア・ウルフの引用が多々登場していたので一度読んでみたいと思った。2016/12/18

名言紹介屋ぼんぷ

8
「僕より数学ができないやつなんてほとんどいないんだ。 そんなことまったく気にしないけどね。 もっと大事なことで、 誰にも負けないことがいくつもあるからさ。」2023/02/08

じょじょ

7
凄い辛いのに 読後感はすーっとした爽やかな風を感じた。すっきりした。とかさっぱりした。とは違うし かと言ってモヤモヤだけ。辛いだけのお話ではない。2021/08/01

なにも

4
再読。再読ゆえに、読み終えるのに3週間もかかってしまった。フィンチが、どことなく大学時代に好きだった人に似ていて、ヴァイオレットと一緒に私も恋していた。2020/06/02

yumechi

4
個人的には非常に楽しめた。最後はハッピーなのか、そうでないのかは意見が分かれそうなものだけど、ヴァイオレットはこれまで起こったことに向き合ってこれから生きていくんだろうなあと思うと、最終的には良い話だったのかなと思います。フィンチとヴァイオレットは互いに理解できないところもありながらも、互いにとって特別な人となり、うまく付き合ってたなーと思っていたのですが、なかなか世の中うまくいかないものですねえ・・・。あとは引用されている作品の文章も素敵だなと思ったので、もっと本読まないとな思いました。2017/02/12

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