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内容説明
「何から書いていいのかわからない」「どう書けば伝わるのかわからない」という、文章に関する悩みを解決するコツが満載!
企画書、提案書、メール、エントリーシート、SNS……。仕事でも、プライベートでも短い文章を書く機会は多いもの。しかし、限られた字数のなかで読み手に伝わる文章を書くのはなかなか難しいものです。また、SNSが発達するにつれ、炎上、クレーム、批判を恐れるあまり、あえて言いたいことをぼかし、曖昧に伝える文章も増えています。こういった迷いが生じると、文章は長くなり、どんどん伝わりにくくなってしまいます。
本書は、博報堂でスピーチライター、コピーライターとして活躍するかたわら、大学などで「言葉の持つ力」について教えている、言葉のスペシャリストが、短くても伝わる、そして読み手に「面白い!」と思わせる文章の書き方を、ていねいに解説していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
82
図書だよりや、メール等文章を書く作業は日常。いかに伝わる文章を書くか悩む。とても参考になった[第1章︰文章力は「要約力」で決まる]1ページ1ライン法/3つの中のベストワン/吹き出し/なんでもタイトル[第2章︰わかりやすい文章の“骨格”をつくる]書き出しは桃太郎/相手本意/相手が得する文章[第3章︰ちょっとした工夫]ラブレターだと思って書く/絵文字ではなくラポート(共感)トーク/やんわり語はやめる/声を出して読む/Q&A[第4章︰トレーニング]道順を教える力/算数の問題を写す/アウトプット/名文ノート▽良本2021/06/05
けんとまん1007
41
削いで、削いで、削ぎまくる。これが、なかなかできない。その前提として、量ということがある。ただ、これも、繰り返すことで一定のラインには到達できる。その他、よくある「ら抜き言葉」おか、いろいろヒントがあって、使えることがある。そんな目で、他の文書を見てみるのも意味がある。2018/04/17
yamatoshiuruhashi
31
新聞の下部の広告で興味惹かれ読友さんのレビューで読むことを決めた。ハウツー本の一種だが、こちらの意図を伝えたるための文章の書き方としていちいち納得しつつ読んだ。著者の膨大な読書量、そして書くことも好きであろうことを推察する。周りの若者にぜひ読ませたい本だった。と思っても若手には迷惑な話だろうが。2019/06/08
NORI
21
どうしたら魅力ある文章がかけるだろうか。文章を要約するにはどのようにしたらいいのか?という疑問を解決してくれる著書。「かつては~しかし」といった方向指示器の出た文章。「つまり」芥川龍之介の口癖、夏目漱石が手紙に綴った文章も興味深かった。2022/05/21
ロクシェ
19
既リ【△】読む人に気を遣って書き加えていくとかえって伝わりにくい文章になると指摘している文章術本。「読んでいる」というより「聞いている」文章のように感じました。短くても伝わる文章を書くための根幹は「要約力」。「1ページ・1ライン法」でエッセンスを絞り込み、「3つの中のベストワン」で文章の密度を高める。要約文は40字にまとめるのが基本。コツは二部構成で、前半で状況を説明し、後半で結論を述べること。スピーチの台本やYouTube動画の台本など、人に読ませるのではなく「聞かせる文章」を作る人向けかもしれません。2022/07/28