日本経済新聞出版<br> キリスト教からよむ世界史

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日本経済新聞出版
キリスト教からよむ世界史

  • 著者名:関眞興【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 日経BP(2018/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532198503

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内容説明

古代ローマ時代から現在まで、2000年におよぶ歴史をもつキリスト教。
地中海世界の「新興宗教」が、いかにして世界的な宗教になったのか?
なぜ各派にわかれたのか? 世界史にどのような影響を与えたのか?
予備校の元世界史講師が「カノッサ事件」や「宗教戦争」など30のトピックでわかりやすく解説します。

世界史の教科書では触れられない
人物や組織を深掘りしたエピソードも多数収録しています。

・ヴェネツィアの意向でキリスト教徒の街を攻撃、やがてコンスタンティノープルも滅ぼした第4回十字軍 (第11章 十字軍と東西の交流)
・ローマ教皇庁とアビニョン教皇庁が教皇選出をめぐり対立。ついには同時代に教皇が3人に (第13章 3人の教皇)
・軍人ロヨラは入院中に読んだ聖書がきっかけでザビエルらと出会い、イエズス会を結成 (第16章 祈祷から宣教へ)
・三十年戦争と島原の乱が残した共通点は「領主の宗教がその領地で行われる」 (第20章 武器を売り福音を伝える)
・コペルニクスは批判されず、ガリレオが異端審問にかけられたのは「運が悪かったから」 (第21章 せめぎあう科学と宗教)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

28
前から感じていたことだが、キリスト教の歴史を理解しないと欧米の歴史は理解できない。また、カトリックとプロテスタント、そしてユダヤ教にイスラム教が複雑に絡みあって現代に続いている。2020/05/01

クナコ

13
初読。キリスト教の宗旨そのものに悪はないが、如何せん運営しているのが煩悩まみれの人間なので、利己的動機や自集団の利益優先で行動しがち。宗教はとかくばらつきがちな人々の倫理感を統一するツールとしては非常に便利なもの。同時にその統一集団の外に対して排他的になりがちなものだとも思う。キリスト教を中心として歴史の大要をなぞる。なかなか面白いテーマだった。ただ紀元前から現代までを駆け足で説明するので、歴史のボリュームに対しページが足りず説明不足感が拭えない。ついでに歴代教皇が数年単位で代替わりするので把握が難しい。2020/04/10

おとん707

10
筆者は元予備校の世界史教師。予備校の授業で教えるキリスト教についての断片的な事柄では満足できず、自分が本当に知りたいことをもとにキリスト教の視点で世界史を纏めたとのこと。キリスト教と言ってもカトリック、プロテスタントとその諸派、東方の各国正教と様々でそれが世界史を複雑にしている。さらに他の宗教との対立と迫害と侵略の歴史。こうしてみると宗教は果たして人類の平和に寄与しているのか考えてしまう。筆者はコロンブスのアメリカ大陸発見をカッコつき「発見」ないしは到達と表現しているが正しい表現だと思う。2022/03/27

lily

5
〜〜からよむ世界史など、一つの切り口から世界史を語るという本は数多あるが、そういった本で良書に巡り合ったことがない(もちろん、母数が少ないということもあるのだけれど)。本書も残念ながら同様である。やはり、世界史というのは複合的な視点が求められることを改めて実感した。2019/04/16

セシリア

3
筆者は塾講師だが、実に多くの文献を研究していて感心した。キリスト教の記述もかなり精確だと思う。世界史におけるキリスト教の存在の大きさを描くと共に、これからの宗教の役割も考えさせられた。もう一度、世界史を学び直したくなる著書だった。2020/02/29

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