扶桑社BOOKS新書<br> 英語は勉強するほどダメになる - “英語コンプレックス”を生み出すもの

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

扶桑社BOOKS新書
英語は勉強するほどダメになる - “英語コンプレックス”を生み出すもの

  • 著者名:栄陽子
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 扶桑社(2018/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594057442

ファイル: /

内容説明

あなたが「英語ができない」と思い込んでいるのは単に少し不慣れなのと、自分でそう思い込んでいるからにすぎない。受験英語に毒された人は「文法的に正しい」「正しい発音」にとらわれるあまり、何もできなくなってしまう。こうした日本人の英語コンプレックスは巨大ビジネスを生み出してもいる。コンプレックスから解放されれば、英語力アップに即つながる。実践的英語論だが日本人論、教育論にもなっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんちゃん

18
おそらく小学校の英語教育が始まる前に書かれた本なのかな。書いてあることには概ね賛成。妹の小学校でも英語の授業があるけど、教える教師もどうしていいのやらわかってない様子。中途半端な英語教育は子どもにとって害でしかない。私は自称英語オタクを名乗っているが、英語を勉強している限り、一度英語から離れて母国語に立ち返らなければいけないときが来る。話す中身が薄ければ会話が成り立たない。それは英語も日本語も同じ。小学校、中学校は日本語、日本文化を鍛えることに集中すべき。私も教養がないから苦労してる。2015/07/15

mazda

17
本書の最後に書いてあった結論、「子どもに教えるべきは、英語より日本文化」。正にその通り!日本人だから英語が多少できなくても恥ではないが、日本文化を知らないのは恥。できれば「英語より日本文化と歴史」としてほしかったかな?最近はどこの会社でもTOEIC必須のようだけど、そこまでして英語ビジネスを食わせてやる必要がどこにあるのだろう、と改めて思う。2013/07/17

カッパ

14
英語をできる人だけを意外に評価するところがあります。英語ができても国語や数学や歴史ができるわけではない。そんなことを忘れてしまう。母国語の力がすべてのベースになっている。だから英語を勉強するというよりも英語で勉強していくとよい。日本では大きなウェイトを占めているのが逆に謎である。英語は道具である。しかし、強い道具をもつことが大切である。2019/02/25

ake7🍀 ゆるんだ人からうまくいく

13
主な内容は、留学カウンセラーの著者が、母語が確立されない高校生以下の子どもが、特に本人の意思ではなく親のエゴで単身留学させられた場合に起こりうる問題「母語も英語も中途半端」「重大なアイデンティティ・クライシスを引き起こす可能性」について述べられたものなので、題名から受ける印象とは大分違った。「母語以上に第二言語が上達する事は決してない」「バイリンガルになる事は得てして非常な苦労を伴う」そして締め括りの「英語よりもまず日本文化を大切に」というのも頷けたが、出版された2008から比べGHQの呪縛は解けたかも?2018/04/29

トダ―・オートマタ

8
日本人が英語が勉強しても身に付かないのは 受験勉強で英語をするというものが悪影響だというのは同意する。 現在の日本ではユニクロとかが英語を公用語とかにするとかが 話題になったことから英語コンプレックスがいっそう強くなったように思うし、ビジネスでも「外国人を採用する」とかいうことで 日本人の英語コンプレックスを煽っているようにしか思えない。 2012/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/387721
  • ご注意事項