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内容説明
長時間労働是正や賃上げなど、正社員の働き方の再検討が進んでいる。だが、非正規雇用者、女性、高齢者が働く場を効率化することで、就業率をさらに高め、少子高齢化に十分対応可能な労働環境を整備できる。わが国の将来に向けて、その方策を考察・提言する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
9
「時間の貧困」が面白い。ひとり親世帯と夫婦共に正規雇用子供ありの世帯は、時間貧乏、必要最小限の家事時間が確保できない。『時間の貧困に陥る原因の一つは、長時間にわたる就労である。・・・これまで日本では、残業はよいこと、忙しいことはよいこと、余暇は怠惰というような風潮があり、これが長時問労働を助長してきた。・・・しかし、余暇もまた、明日の労働のための休息といった役割にとどまらず、家族と社会との関係構築のための重要な活動である。また、少なすぎる余暇が経済活動を縮小させている側面も指摘されている。(p87)』2018/06/01
takao
2
ふむ2020/09/20
Go Extreme
1
非正規雇用の労働力と貧困:非正規雇用から正規雇用への転換と技術革新 非正規雇用者へのセーフティ・ネットと流動性 所得と時間の貧困からみる正規・非正規の格差 女性労働力と出産・育児:結婚・出産後の継続就業 育児休業期間からみる女性の労働供給 企業における女性活躍の推進 地域の育児支援政策の就業・出産への効果 高齢者の労働力と定年・引退:中高年の就業意欲と引退へのインセンティブ 中高年期の就業における家族要因 定年退職は健康にどのような影響を及ぼすのか 高齢者の失業が健康に及ぼす影響2021/04/09