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内容説明
異次元緩和の是非、功罪、展望。量的・質的緩和からヘリコプターマネーまで、日本銀行幹部、日銀OB、日本を代表する経済学者、エコノミストら15人の識者が日銀による実験的政策を徹底的に論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tad
1
著名論客の評価としては当政策には課題多しというのが多数派な一方、各人が重視するポイントの差が読み取れて面白いです。 個人的には、日銀は金融政策の範疇を超え財政政策のエリアに片足を突っ込んでいると思います。当政策のエグジット(の道筋を立てること)の困難さがその一つの証左のように思えてなりません。問題が表面化していないのだからよいではないか、という論理であるとするならば、それは歴史を軽視しているということなのか、それともアグレッシブな政策トライアルなのか、現段階では分からないのがもどかしいところです。2017/02/15
Akira Nagata
1
マイナス金利政策について、15人の方々が講演されています。色々な意見があり、何が正しいのか全くわかりませんが、残念ながら日本経済に元気が無い事だけは間違いないようです(トホホ)。2017/04/06
おおしま
1
2016年の流行語大賞にもノミネートされた「マイナス金利」について、豪華メンバーがそれぞれの意見をコンパクトに述べているのが本書。もともとは、日経センターで行われたセミナーを本としてまとめただけあって、非常にわかりやすい。日銀の事務方トップを始めとして、最近、活発な情報発信をしている早川英男氏、さらには、安部政権のブレーンと呼ばれる浜田宏一先生まで登場している。浜田先生のところでは、近頃、新聞などを賑わしているFTPLに関する言及もあり。色々な意見があって、読みこなすのはちょっと難しかった。。2017/02/12