内容説明
15年間を精一杯生きた、脳性マヒ児の「いのちの詩」。『ごめんなさいね おかあさん/ごめんなさいね おかあさん/ぼくが生まれて ごめんなさい/ぼくを背負う かあさんの 細いうなじに ぼくはいう/ぼくさえ 生まれなかったら かあさんの しらがもなかったろうね』。母への感謝の気持ちを綴ったこの詩は、今でも多くの人に「生命の大切さ」を訴え続けています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズマ
15
社会の障がい者に対する偏見はいつまでも変わらないものだというのを感じました。障がい者を差別するのではなく、ただ自分と違うということを受け入れられる世の中になってほしいです。2018/03/25
しんた
8
介護職に就く家族から借りた。この手の本を読むたび障害者について考えさせられる。身内に障害者がいない限り何も言えない気がする。2014/06/23
まみか
7
『やさしさこそが大切で 悲しさこそが美しい そんな人の生き方を教えてくれた おかあさん』是非、皆さんにも、山田康文君のこの詩の全文を読んでいただけますように。健常者である私も『老い』とともに、できないことも増えていくだろうし『大抵はみんな、いつか障害者になる。だから康文君は私たちの先輩』とおっしゃられる向野先生。『表情は言葉の宝庫』として不自由な方達の全身が発する言葉を聞き取ることが言語訓練士の仕事、という箇所にもとても感銘いたしました。どうか、この本がまたどなたかの目にふれ、独り歩きしてゆきますように。2016/12/30
玲
6
文体は媚びずキツくなく、冷静で楽しくて、真摯。“障害者”も“健常者”も、生きながら悩み、悩みながら生きている、そのことに変わりはない。それこそが、生きるということなのだなあ。誰も無力である。小さな存在である。だが、己の無力さを知ることによって、「ありがとう」が出てきて、自分の果たせる小さな役割に誇りを持つことができる。脳性マヒのこと、障害ってのは本当に個人差があるもんだってことをもっと知りたくなった。2010/10/08
りんふぁ
5
ごめんなさいね、、おかあさん。そんな風に言わせない世の中に少しでも変われているのだろうか。たしかに、法律や様々な制度は増えたが、障がい児に対する偏見の「こころ」までは、なかなか変われないのではないか。そんなことを思う。2017/02/09
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