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内容説明
みんな大好き、恐竜の化石。でも、東京周辺で恐竜の化石が見つかったとは聞いたことがありません。福井県や岩手県は恐竜の化石が出ることで知られていますが、全国的にあらゆる場所に分布しているわけではなさそうです。ここでちょっと考えて見てください。恐竜が生きていたのはいつでしょう? 6550万年より昔です。さあ、答えまであと少し。東京が、関東平野が、日本はいつできたのでしょう? また、「渋谷は谷底である」「東京は意外に凸凹している」などと、身の回りの凸凹地形も話題になっています。ではなぜその地形になったのか。こうしたことは、生物としての恐竜だけを、あるいは東京の地形だけを見ていてはなかなか解けません。それらを結びつけるのが地質学です。
本書は恐竜の化石や数mm以下の微生物の化石などをきっかけに、豊富な例を引きながら、地質学の基本をわかりやすく解説。地質学が分かると、「なぜ、そこがそうなっているのか」がすべてわかります。より広い目で、東京を、日本を、世界を、地球を理解できるのが本書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yutaka Matsuzawa
8
化石だけではなく、東京の地形、火山、岩石など、地質学を専門過ぎずやさしく解説してくれている。最近は地学を選択する学生が少ないらしいので、中学生に地質学のイントロが学べるこの本を読んでもらうと嬉しいな。ブラタモリもより楽しめるし。2018/04/25
yu yu
5
地球って、若いのか、年老いているのか。ふと、思ってしまいました。2018/05/24
中嶌まり
1
基礎的なことを学ぶにはありがたい本です。これを片手に博物館へ行こうと思います(^o^) 2018/02/14