内容説明
「諦めきれぬをどうあきらめた 諦めきれぬとあきらめた」──人の心のありようをうたった都々逸から、「箪笥屋は離れ座敷を嫁の部屋」など、ちょっとエロティックな川柳、破礼句(ばれく)、「世の中ね顔かお金かなのよ」といった回文まで、三五〇余りの句や歌を通して、日本人の心の機微、男女の情愛や性愛の世界を読み解くエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
14
都都逸の紹介本かと思ったら、むしろ著者の興味のおもむくままに都都逸、川柳を通して伺える性愛のなかの男女の心理の綾を読み解く、みたいなエッセイ集だった。かなりきわどい内容の短歌なども紹介されてて、へえと思ったのだけど、個人的には厭戦感情を歌った川柳として紹介されていたいくつかの句がとても心に残った。2018/06/14
犬養三千代
4
軽い文章。軽妙に都々逸を語っている。解説てきなところは仕方ない。回文に興味を持ったのでおすすめの「ことば遊び」講談社学術文庫を予約しようと思う。2018/02/08
青いうさぎ号
2
雑誌連載をまとめて単行本にしたようで、統一感がなく散漫。最近の女性歌人の生々しい川柳(短歌?)や、戦中戦後のものは、ちょっとテーマとは違うと思う。落語のマクラに出てくるような、粋でニヤリとさせられるものをもっと知りたかった。残念。2018/09/24
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