内容説明
「いま、私が、ニッポンにいちばん言いたいこと!」
宇宙史に残る偉業から導き出された、あなたの今を変える24の思考法
1.減点法を止めて、加点法にしよう
フィギュア・スケートや器械体操は「加点法」で採点されます。当然、難易度の高い技は高得点ですから、選手はより高度な技に挑戦しようとするのです。
2.教科書には過去しか書いてない
「学びのプロ」が信仰する教科書には過去しか記されていません。答えの有無すらわからないことがゴロゴロしている現実において、新たな発想を提供するものではないのです。
3.教育の時代から研究の時代へ
今後も日本が発展を続けていくためには、フロンティアを自分で切り拓いていかねばなりません。イノベーションを引き起こし、新しい産業を育成・発展させるインスピレーション研究が必要です。
4.天の邪鬼のすすめ
5.システムエンジニアリングより親方徒弟制
6.「失敗する」チャンスを与えよう
7.スケジュールは必ず遅れる
8.トラブルは勲章と思え
9.迷うくらいなら、どっちでもよい
10.どうしたら運を拾えるか …などなど
仕事や学業の中で役に立つのはもちろん、いまの閉塞感を打ち破り、日本の復活、新たな発進につながる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
17
イノベーションは減点主義から加点主義に変える事でゼロからのスタートが意識出来て、実行に対して成果の有無が見える化されリスクに挑戦して初めて達成される。何かが本当に身に付くのは自分の判断でやって失敗し、その原因を自分の頭で考えた時に初めて知恵になる。リスクから逃げた後悔よりもリスクに挑戦し失敗した時こそ未来が開け勲章となる。成果の結果が分からないと不安になるが即、結果が出て悪い方向に視点を変えてしまって長い目で見たら近視眼になる可能性もある。迷う決断ほどどちらも正解が多い。原因を作ると結果が見える2015/02/04
田中寛一
16
イトカワから微粒子を持ち帰った「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーからの思考法。普段、私達がしている発想ではできないことをやるにはいろんな力が必要だ。科学技術力もさることながら、本書を読んでその発想の違いを感じた。諦めるのではなく出来そうなことを考える。減 点法ではなく積み上げ点で。みんなと同じではなく違う発想を大事にする。チェック方式だけで万全と思わない。未知の分野に挑むには「変人」のような発想も大切としてコペルニクスや電気炊飯器のことも取り上げられていた。2021/01/15
ikatin
11
書いてくれると思いました。やはり川口プロマネは日本全体のことを心配してくれていたとわかって、さらに感激。24の提言、いろんな意見もあろうけど、いずれも重要であることは間違いない。中高生と政治家・官僚向けの教科書にしてよし。2011/09/03
yori
7
★★★★★ この本、予想してたよりかなり良い内容でした。目から鱗ポロポロ。 でも川口さんのレベルは高すぎる。笑 本当に細部に渡る一つ一つの決断がモノゴトを左右するんだなと思いました。私がリーダーだったら(技術的な事なしで)絶対はやぶさは帰って来れなかった、、こんなに根気良く粘れない。。それらしい言い訳を考えて諦めていただろう。 はやぶさが最後にとった地球の写真は何度見ても泣けるのです。。2014/03/02
shun
7
加点法にしよう、「失敗する」チャンスを与えよう、迷うくらいなら、どっちでもよい、などが心に響いた。私も川口さんのように、運を拾い、投資を大事にして仕事を進めたい。2011/07/31
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